連続テレビ小説『ばけばけ』で松野トキを振った松江中学校の学生・小谷春夫には、史実上のモデルとなった人物がいると考えられています。
小谷春夫のモデルとされるのは、小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)の愛弟子であったとされる大谷正信(おおたに まさのぶ)です。
小谷春夫のモデル「大谷正信」について
1. ラフカディオ・ハーンとの関係
大谷正信は、ドラマの舞台となる松江尋常中学校(松江中学校)で、英語教師として来日していたラフカディオ・ハーン(ドラマのレフカダ・ヘブン)から直接英語を学んだ生徒の一人です。
彼はハーンの「愛弟子」のような存在となり、ハーンから英作文の指導を熱心に受け、その後の彼の英語力の基盤となりました。
史実でも、彼の英作文はハーンによって徹底的に添削されています。
2. 小泉セツ(松野トキのモデル)との関係
松野トキのモデルである小泉セツは、ハーンと結婚する以前に松江に住んでおり、大谷正信と同じ時期、同じ場所で生活していました。
そのため、史実においてもセツと正信の間に交流があった可能性は十分にあると推測されています。
ただし、ドラマのように小谷がトキに恋愛感情を抱き、婿候補として話が進んだといったトキ(セツ)との具体的な恋愛関係の描写が史実にあるかは不明です。
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3. ドラマと史実の関連性
ドラマの小谷春夫は、松野家が婿候補として期待するほど優秀な学生として描かれていますが、これは史実の大谷正信がハーンから英語の才能を認められていた点と重なります。
しかし、小谷の「顔が好き」という理由でトキに近づき、最終的に怪談への興味の違いから「無理です」と告げて縁談を断るというエピソードは、フィクション(ドラマオリジナル)の要素である可能性が高いです。
まとめると、
小谷春夫は、小泉八雲の教え子・大谷正信をモデルにしつつ、トキ(セツ)との縁談や恋愛沙汰といった部分は、物語を豊かにするために加えられたドラマの創作(フィクション)であると考えられます。

