大河ドラマ「べらぼう」で福原遥さんが演じる、蔦重を慕う当代一の花魁 誰袖(たがそで)は実在した人物です。
彼女は江戸時代後期の吉原遊郭で名を馳せた高級遊女であり、「吉原細見」という当時の遊女名鑑にも記録が残っています。
誰袖は「大文字屋」という格式ある店に所属し、最上位ランクの「呼び出し」として活躍しました。
また、彼女は単なる美貌の持ち主ではなく、狂歌を詠むなど文学的な素養も備えていた知性派の遊女でした。
天明3年(1783年)に刊行された『万載狂歌集』には、彼女の詠んだ一首が収められています。
例えば、「忘れんと かねて祈りし 紙入れの などさらさらに 人の恋しき」という歌があり、これは過去の恋を忘れようとするものの、思い出の品を見ると逆に恋しさが募るという切ない心情を表しています。
その後、旗本の土山宗次郎に1200両という巨額で身請けされましたが、土山宗次郎が幕府の財政不正に関与したことで失脚し、最終的には斬首刑に処されました。
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その後、誰袖の消息は歴史の表舞台から消え、吉原に戻ったという記録も残っていません。
彼女の人生は、吉原の華やかさと儚さを象徴するものです。
興味深いですね。

