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ストレスが多い人は積極的に牛乳を摂ると良い

現代は社会も複雑になってなにかとストレスが溜ってしまいますね。その結果、神経性の病気である胃潰瘍などが多くなっているのではないでしょうか。

精神的にくつろぐことが第一ですが、それと共に食事に注意することも大切ですね。多過ぎる胃酸をセーブすることと、必要以上の胃酸が出ない食生活を工夫しましょう。

胃酸の多過ぎるのセーブするのには、実は牛乳が適しています。牛乳は胃の中で胃酸と結合し、胃酸を包み込むような形になるため、余分な胃酸が胃に強く作用しなくなります。また牛乳は栄養豊富です。

牛乳1日3カップでカルシウムは充分
日本人の食生活で今でも不足しているのがカルシウムといわれています。カルシウムは成長期の子供にだけ必要な栄養素ではなく、成長期が終わっても一生とり続けなければいけない重要な栄養素です。

老人に多い骨折もカルシウムを充分に摂ることによってかなり防げるようになります。そのカルシウムの最も効率の良い供給源が牛乳なのです。

牛乳は200ccを飲むと1日のカルシウム所要量の1/3が摂れてしまいます。朝、昼、夕食にそれぞれ牛乳を飲めばカルシウムは充分ということになります。

牛乳は飲むだけではなく、シチューやグラタン、ミルク煮などの料理に使えば比較的らくに摂れます。

牛乳のカルシウムは吸収されやすい
牛乳中のカルシウムは、吸収率の良い乳酸カルシウムで、しかも牛乳にはカルシウムの吸収を助けるタンパク質や乳糖があるので吸収率がとても良くなっています。

これは牛の赤ちゃんは非常に早く成長し、骨の成分であるカルシウムを沢山必要とするためだと考えられています。

一方、骨ごと食べられる(シラス干し、煮干し、ワカサギ、桜エビなど)のカルシウムは、リン酸カルシウムや炭酸カルシウムで、胃酸で溶かされなければ吸収できず、牛乳に比べると吸収率が悪くなります。

吸収率は人によっても異なりますが、牛乳で40%~80%、小魚で20%~40%といわれています。

牛乳の加熱処理
牛乳は、140~145℃で3~5秒加熱して無菌状態にして紙パックに詰めます。牛乳のカルシウムは85℃以上の加熱でも多少変化しますが、栄養的には殆ど問題がなく、体の中へ入ってからの吸収にも影響しないことが分かっています。

他の牛乳に期待する栄養素であるビタミンAやB2は、加熱処理によって殆どそこなわれません。タンパク質に関しても、牛乳に含まれる主要なタンパク質のカゼインは熱に安定しており破壊されません。

つまり、どのような加熱殺菌法でも牛乳の栄養成分は殆どそこなわれないということです。

豆乳と牛乳について
似たような名前ですが、成分はかなり違っていてそれぞれ特徴があります。最も重要な違いは、日本人に不足しがちなカルシウム含有量です。

牛乳は100g中に100mgのカルシウムを含んでいますが、豆乳はわずが15mgです。カルシウムを添加した調整豆乳でも牛乳の1/3以下のようです。

ビタミン類は、牛乳にはAが、豆乳にはB1、Eは多いのが特徴です。タンパク質は共に優れています。脂肪の点では、豆乳が牛乳より含有量が少なくローカロリーといえます。

脂肪酸からみると、豆乳にはリノール酸が豊富に含まれています。このように牛乳と豆乳には一長一短がありますので、目的に合わせて上手に利用しましょう。

エピソード
不足しがちなカルシウムは、牛乳を飲むことで比較的容易にカルシウムを摂れることが分かりました。ストレス対策にも良いですね。

重要なカルシウムですが、実は自然災害に影響をうけることが2018年9月に分かりました。それは、北海道胆振東部地震で北海道全域が一時停電した時です。

北海道は酪農が大変盛んですが、停電すると牛乳が作れなくなるのです。牛乳がないと他の乳製品も作れません。全域停電にならない対策が重要ですね。