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ドライマウスかもしれない!?

歯を磨いている時突然異変を感じることありませんか。歯磨き粉がしみたり、舌の下に痛みを感じたことありませんか?そんなことがあると、口の中の乾きにも気づいてきます。

食事の時、パンなどの乾いたものが食べにくくなります。飲み物がないとパンが食べられなくなります。症状が日が経つにつれ悪化していきます。

口の痛みは、舌、歯茎、頬の裏側にまで広がっていきます。乾燥がつらいのですが、上手くしゃべれなくなりそれが酷いストレスになることもあります。

そのような場合はドライマウスかもしれません。医療機関を受診した方が良いのですが、耳鼻咽喉科では症状が改善しないこともあります。ドライマウスに取り組んでいる歯科クリニックなどもあります。

ドライマウス 原因と対処法
ある50歳の女性は、ネットで調べて歯科クリニックを受疹しました。医師が口の中を見ると、ぱさぱさ感があるとか、唾液が泡立ち唾液が少ないことが分かり詳しく調べることになります。

紹介された大学病院では、口の乾燥の検査でまず粘膜水分量の測定です。2~3回行って舌の表面の唾液量を測定します。次に安静時唾液量の測定です。15分間安静にして溜った唾液を吐き出しその量を測定します。

また刺激時唾液量の測定は、ガーゼを使うサクソンテスト、2分間ガーゼを噛む刺激で出る唾液量を測定します。それからガムを使うガムテストでは、ミント味のガムを10分間味覚刺激で出る唾液量を測定します。

以上の検査の結果、唾液分泌の機能に問題はありませんでした。問診の内容を合わせると、疲労やストレスが原因で起こる口腔乾燥(ドライマウス)であると診断されました。

そこで口腔用ジェルが処方され様子を見ることになりました。1か月経っても改善がみられません。そこで漢方薬も摂ることにしました。それから6か月後、乾いたお菓子を食べれる位改善しました。

ドライマウスは、唾液腺から唾液が出なくなることによって、口が乾燥し様々な症状が起こることです。一般的に加齢により唾液腺が衰え、唾液部分泌量が減少し口が乾いてくると考えられています。

唾液分泌は女性ホルモンの影響を受けるともいわれ、更年期における女性ホルモンの乱れによって唾液部分泌量が減少すると考えられます。

気になる場合は、薬局などで市販されている口腔用スプレー、口腔用ジェルなどを使うとよいでしょう。効果の持続時間ですが、スプレーで5~10分。ジェルで約30分程度になります。例えば外出時はスプレー、寝る前は歯を磨いてからジェルを塗るのがよいでしょう。

漢方薬の場合は内科で処方されます。麦門冬湯(ばくもんどうとう)は潤いを与えるお薬、五苓散(ごれいさん)は体の水分を調整するお薬でそれらが処方されます。

また常用している薬の副作用(口渇)でドライマウスになることもあります。その場合は、担当医と相談をして薬の変更や、薬の減量などを検討して下さい。