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パンダは実はグルメキングでした

選んだ竹を食べる
パンダは動物界きってのグルメキングだということご存知だったでしょうか。ですので、気に入らない竹はポイポイ捨ててしまいます。

匂いをかいでおいしくないと判断したら捨ててしまうのです。好みの竹が出てくるまで探します。パンダはグルメなので選んで食べるということです。

竹に味があるというのか分かりませんが、、パンダにはそれが分かるといいます。しかも、季節や気分によって好みの竹が変わるそうです。不思議ですね。

そのグルメ度合いはみんな違い、もっともグルメなパンダは、気に入らない竹を食べるくらいなら何も食べないと徹底しています。

ですので、おいしい新鮮な竹をあげているといいます。1~2時間、気に入った竹が来るまで食べずに待っているからしかたがないですね。

でもこのパンダは、アドベンチャーワールドにとって特別な存在だといいます。このパンダがいないと大規模なパンダファミリーができなかったからです。

パンダの子供の数は15頭にもなっています。ただ現在動物園にいるのは6頭です。竹の種類は、唐竹、女竹、孟宗竹があり、初夏限定のごちそうがあり、それは生えて10日ほどのタケノコです。

なぜ竹なのか
パンダの好みに合うエサを供給するために、近畿地方一帯から竹を集めているといいます。動物園も業者の方も大変なご苦労をされていました。

それでも、農家の高齢化や耕作放棄などによって地域の竹林が荒れ放題になっていたところは、パンダのために竹を大量に切り出すことで竹林の荒廃を防いでいます。

1日に60kgの竹をあげても、パンダはグルメなのでその中から選んだ20kgを食べているということです。パンダの体重は約100kgで20kgの竹を食べています。これを人間に例えると、50kgの体重の人が10kgのサラダを毎日食べているようなものです。

パンダは何故そんなに食べるのでしょうか。草食動物の腸が長い理由に関係するようです。植物に含まれる養分を余すことなく吸収するためです。

しかし、ライオン(肉食)5m、馬40m、パンダ7mと、パンダは腸が一般の草食動物に比べ短いため、竹を上手く消化吸収できないので、その分沢山食べて養分を吸収しなければならないという訳です。パンダが消化できるのは、食べた竹のわずか2割です。

パンダが竹を食べるようになったのは、300万年前の氷河期です。パンダの祖先は肉食だったのですが、他の肉食動物に追われ山岳地帯へ追いやられました。そこに豊富にあったのが、寒さでも枯れない竹でした。その結果竹を食べるようになったといわれています。

アドベンチャーワールドではパンダが食べ残す竹は1日200kgにもなります。しかしそれは、カピバラ、ゾウ、レッサーパンダに餌として与えきちんと再利用されています。