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不登校でも大丈夫!!

全国の中学生30人に1人が不登校、10人にひとりが不登校予備軍といわれています。しかしながら、不登校は自分を大切にしたいと思っての行為であり、そのことは自分の幸せになるための道に続いているということを忘れてはならないと思います。

中学2年生の時、教師への不信感から不登校になった男性がいます。現在37歳になっていますが、不登校だった当時フリースクールで、不登校の人やその家族向けに不登校専門の新聞を発行することになります。

彼はその新聞のボランティアスタッフとして手伝い始めます。会いたい人に会って話を聞き、それを記事にするという記者の仕事です。彼が知りたかったことは、この先どうやって生きていけば良いのかでした。

そこで大人の助けを借りアポをとり、憧れの人に勇気を振り絞って会いに行きました。最初は、部屋にこもっていた時聴いていたバンドの筋肉少女帯のボーカルの人でした。

例の質問をすると「学校では死んだも同然だった。俺もダメダメだったから大丈夫」教室の椅子に座ってぼーっとしていた。つらかった。あの時の孤独感、自虐感、退屈が、その後の自分を作ってくれたことは間違いないと話してくれたそうです。

有名イラストレーターは、「不登校でもいい。趣味を極めれば良い」学校に行かないのなら時間はあるはずだ。その時間に目一杯好きなことをやれば良いとアドバイスを貰ったそうです。

当時売れっ子のコピーライターは、「楽しそうにしていれば良い」子供が学校に行きたくないといって本当に行かない判断をしたら、それなりの決断です。そういう状況の中で生きている訳だから、その中にもっと良いものが混じっている可能性もあるはずと話してくれたそうです。

19歳になっていた彼は、不登校新聞のボランティア記者から、毎月給料を貰える正式な社員になりました。どうやって生きていけば良いのか、大人たちの答えは様々でした。

かつては、より多くの答えを正確に答えられる人だけが勝ち組で、人生が幸せになれると思っていましたが、生き方はばらばら、生き方に答えなんてないのですね。大人への道は1本ではない。