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乳癌再発の恐怖!

2018年の初めに父が癌でなくなりました。8月のお盆には、父の兄妹達が我が家に集まって故人を偲びながら食事会を催しました。その中に2010年に乳癌の手術をした父の妹もおりました。

その時はとても元気そうで、ニコニコ笑っていました。手術をした病院に毎月通院しているともいっていました。それが10月のある日、叔母は癌が全身に転移して10月中には亡くなるかもしれないと連絡をもらいました。

乳癌再発 余命
叔母は連絡をもらってから3日後に亡くなりました。すぐ叔母の家に行って線香をあげさせてもらいました。まるで眠っているよで穏やかな顔をしていました。痛みがなかったようなので不幸中の幸いです。

どうしてこうなったのか少しづつ分かってきました。毎月通院していたのに女性ホルモンをもらっていただけのようでした。再発防止のための定期検査をやっていなかったようなのです。

毎月通院していた意味がありませんでした。それにしても不思議な病院です。私見ですが病院は検査をしたがるところだと思っていました。なぜなら診療報酬が高いからです。病院選びは要注意です。

病院みずから機会損失しているかのようです。癌が転移しているのが分かったのは、9月初めに行った一般的な健康診断でのレントゲンによるものでした。この時点で余命2カ月でした。

癌は遺伝する?
私は医師ではありませんが、私の経験からすると癌は遺伝するように思えてなりません。父の兄弟姉妹は、父も入れて7人です。父は血液の癌、弟はすいぞう癌、妹は乳癌で亡くなっています。

癌のルーツは父達の母親、私の祖母です。私が中学生の時に子宮癌により60歳の若さで亡くなりました。最後は壮絶でした。もの凄く痛がりモルヒネが効かなくなっていたようです。

癌という病気は、生活習慣、加齢で遺伝子に傷がつくこと、遺伝的な要因という3つが原因で発生すると考えられています。遺伝をことさら心配することはなさそうです。癌に対する効果的な予防法は、実は生活習慣を改善することだそうです。

なかなか難しいかもしれませんが、煙草を吸わない、飲酒はほどほどに、野菜豊富なバランスのとれた食事、紫外線をあび過ぎないことなどということです。私はこれをだいだいですが実践しています。

女性ホルモンの投与
更年期症状としてホットフラッシュ(ほてり、のぼせ)が出た時には、女性ホルモン(エストロゲン)補充療法を行うことがあるそうです。

しかし、乳癌患者さんには再発を増加させる可能性があるので、女性ホルモンの投与は行ってはいけないようです。

それは、乳癌自体が体の中で生きて行くためには女性ホルモンが欠かせない存在だということです。女性ホルモンを投与すれば乳癌の再発の危険性を増やしてしまうことになりかねません。

それでは、閉経した人が乳癌になるのはどうしてかという疑問が出てきませんか?大まかに申しますと、女性にも弱い男性ホルモンがあるので、それをある酵素によって女性ホルモンに転換して作用させているということが分かってきています。

まとめ
癌に罹患する要因に遺伝的要素もあることが分かりました。ただこのことは自分の力ではどうにもなりません。それよりむしろ、私は生活習慣を改善することに重きをおいた方が良いと思いました。

更年期障害を疑う症状でお困りの方で乳癌を経験されている方は、女性ホルモン(エストロゲン)補充療法は適していません。乳癌が再発することになるかもしれません。

通院する病院選びは重要です。良い医療機器が揃っているのはもちろん大事な条件です。ただ親切で優しいとの評判だけで選ぶのは危険です。医療技術が伴わなければ何の意味もありません。