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凍結肩 症状

凍結肩、または五十肩と呼ばれる肩関節周囲炎は、肩の関節が痛みや硬直を伴い、動きが制限される状態を指します。

以下に、凍結肩の主な症状を詳しく説明します。

1. 痛み
・初期段階(フリーズステージ)
肩の痛みが徐々に始まり、特に夜間や肩を動かすときに痛みが強くなります。

痛みは次第に増加し、日常の動作が困難になることがあります。

・持続的な痛み
肩の動きに関係なく痛みが続くことがあり、じっとしていても痛みが引かない場合があります。

2. 硬直、動きの制限
・動きの範囲が狭くなる
肩の関節が硬くなり、肩を上げたり、後ろに回す動作が困難になります。

日常の活動、例えば髪をとかす、背中に手を回すなどが難しくなります。

・硬直期(フローズンステージ)
肩関節の可動域が大幅に制限され、肩が凍りついたように動かなくなります。

この期間は数ヶ月続くことがあります。

3. 回復期
・動きの回復
痛みが次第に和らぎ、肩の可動域が少しずつ戻ってきます。

ただし、完全な回復には1年から2年かかることがあります。

4. 他の関連症状
・筋力の低下
肩の動きが制限されることで、肩周囲の筋肉が萎縮し、筋力が低下することがあります。

・肩周囲の腫れや熱感炎症がある場合、肩が腫れて熱を持つことがあります。

<進行の段階>
凍結肩は、一般的に以下の3つの段階を経て進行します。

1). 初期段階(フリーズステージ)
肩の痛みが強くなり、動きが徐々に制限されます。

2). 硬直期(フローズンステージ)
痛みは少し落ち着きますが、肩の硬直が最大になります。

3) 回復期(サウステージ)
痛みが軽減し、肩の可動域が回復し始めますが、完全な回復には時間がかかることがあります。

※凍結肩は、生活の質に大きな影響を与える可能性がありますが、適切な治療とリハビリを行うことで、回復することができます。

治療には、痛みを和らげるための薬物療法や、関節の可動域を広げるための理学療法が含まれることが多いです。

凍結肩 原因
凍結肩(肩関節周囲炎)の主な原因について説明します。

1. 加齢
40~60歳代に多く発症します。

加齢と凍結肩の関係において、ホルモンは重要な要素の一つです。

以下に、ホルモンと凍結肩の関連について詳しく説明します。

a). エストロゲンの減少
女性の場合、閉経期前後でエストロゲンレベルが低下します。

エストロゲンは関節の柔軟性維持に重要な役割を果たすため、その減少は凍結肩のリスクを高める可能性があります。

b). コルチゾールの変化
加齢とともにストレスホルモンであるコルチゾールの分泌パターンが変化することがあります。

コルチゾールは炎症反応に関与するため、その変化が凍結肩のリスクに影響を与える可能性があります。

c). 成長ホルモンの減少
加齢に伴い成長ホルモンの分泌が減少します。

成長ホルモンは組織の修復と再生に重要であり、その減少は肩の組織の回復力低下につながる可能性があります。

d). インスリン感受性の低下
加齢によりインスリン感受性が低下することがあります。

これは糖尿病のリスクを高め、間接的に凍結肩のリスクを増加させる可能性があります。

e). 甲状腺ホルモンの変化
加齢により甲状腺機能に変化が生じることがあります。

甲状腺ホルモンの異常は凍結肩のリスクを高める可能性があります。

※これらのホルモン変化は、単独ではなく複合的に作用し、加齢に伴う凍結肩のリスク増加に寄与していると考えられます。

ただし、個人差が大きく、すべての人に同じように影響するわけではありません。

2. 長期の肩の不動
怪我や手術後の安静などで長期間肩を動かさないことがきっかけになることがあります。

3. 炎症
肩関節周囲の軟部組織に炎症が起こり、関節包が硬くなります。

4. 糖尿病
糖尿病患者は凍結肩のリスクが高いとされています。

5. 甲状腺機能障害
甲状腺の問題も凍結肩のリスクを高める可能性があります。

6. 外傷
肩の怪我が原因で発症することもあります。

7. ストレス
精神的なストレスも関与している可能性があります。

8. 姿勢の悪さ
長期間の不適切な姿勢も原因の一つとなり得ます。

9. 遺伝的要因
家族歴がある場合、発症リスクが高まる可能性があります。

※これらの要因が単独または複合的に作用して凍結肩を引き起こすと考えられています。

ただし、完全な原因解明には至っていない部分もあります。

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凍結肩 治療法

凍結肩の治療について詳しく説明します。治療法は症状の程度や段階によって異なりますが、主に以下のようなものがあります。

1. 物理療法
・ストレッチ運動
肩の可動域を改善するための軽いストレッチ

・温熱療法
温かいタオルや湿布を使用して血流を改善

・寒冷療法
急性期の痛みや炎症を抑えるための冷却

2. 薬物療法
・非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)
痛みや炎症を抑える

・ステロイド注射
重症例や痛みが強い場合に使用

3. 運動療法
理学療法士の指導のもと、段階的に肩の可動域を広げる運動を行う。

4. マッサージ療法
肩周囲の筋肉の緊張をほぐし、血流を改善する。

5. 超音波療法
深部組織の炎症を軽減し、治癒を促進する。

6. 電気刺激療法
痛みの緩和と筋肉のリラックスを促す。

7. 関節授動術
麻酔下で医師が強制的に肩を動かし、可動域を改善する手技。

8. 手術療法
保存的治療で改善が見られない重症例に対して考慮される。

凍結肩に対する手術療法についてより具体的に説明します。

手術は通常、保存的治療で十分な改善が見られない重症例に対して検討されます。

主な手術方法は以下の通りです。

a). 関節鏡下肩関節授動術
・最も一般的な手術方法

・小さな切開を数箇所行い、関節鏡を挿入

・硬くなった関節包や癒着を切除し、可動域を改善

・低侵襲で回復が早い

b). 開放式肩関節授動術
・関節鏡では対応できない重度の癒着がある場合に選択

・肩に大きな切開を入れて直接アプローチ

・癒着の解除や関節包の切除を行う

・関節鏡手術より侵襲性が高い

c). 肩関節包切離術
・硬くなった関節包を切離して可動域を改善

・関節鏡下または開放式で行われる

〇手術の流れ
1). 術前評価
MRIやレントゲンで肩の状態を詳細に確認

2). 麻酔
全身麻酔または局所麻酔

3). 手術
上記のいずれかの方法で実施(通常1~2時間程度)

4). 術後管理
痛み止めの投与、感染予防

5). リハビリテーション
術後すぐに開始し、数週間から数か月継続

〇手術のメリット
・短期間で可動域が大幅に改善する可能性がある。

・慢性的な痛みが軽減される。

▽デメリット
・感染や出血などの合併症のリスクがある。

・完全な回復には時間とリハビリテーションが必要。

※手術後の回復期間は個人差がありますが、通常3~6か月程度で日常生活に戻れることが多いです。

ただし、術後のリハビリテーションが非常に重要で、これを怠ると再発のリスクが高まります。

9. 日常生活の工夫
姿勢の改善や肩に負担をかけない生活習慣の指導。

10. 漢方療法
東洋医学的アプローチで体全体のバランスを整える。

※治療は通常、保存的療法から始まり、症状に応じて段階的に進められます。

完治までには数か月から1年以上かかることもあり、根気強く治療を続けることが重要です。

凍結肩 放置
凍結肩を放置した場合の影響と経過について詳しく説明します。

1. 症状の進行
初期の軽度の痛みや違和感が徐々に悪化。

肩の可動域がさらに制限される。

夜間痛が増強し、睡眠障害を引き起こす可能性。

2. 自然経過
凍結肩は通常、18~24ヶ月程度で自然に改善する傾向がある。

しかし、完全に元の状態に戻るとは限らない。

3. 三段階の経過
・疼痛期(2~9ヶ月):痛みが主症状

・拘縮期(4~12ヶ月):痛みは減少するが、動きが制限される

・回復期(5~26ヶ月):徐々に機能が回復

4. 日常生活への影響
着替え、洗髪、寝返りなどの基本的な動作が困難になる。

仕事や趣味活動に支障をきたす

5. 筋力低下
長期間使用しないことで、肩周囲の筋肉が萎縮する可能性。

6. 二次的な問題
肩以外の部位(首、背中)に負担がかかり、痛みが生じる可能性。

姿勢の悪化。

7. 心理的影響
慢性的な痛みによるストレスや抑うつ症状。

8. 治療効果への影響
放置期間が長いほど、治療に時間がかかる可能性が高くなる。

完全回復が難しくなる場合もある。

9. 再発リスク
一度凍結肩を経験すると、反対側の肩や同じ肩で再発するリスクがある。

10. 個人差
症状の進行や自然回復の速度には大きな個人差がある。

糖尿病などの基礎疾患がある場合、回復が遅れる可能性。

※凍結肩は放置しても自然に改善する可能性はありますが、長期間の痛みや機能障害を伴う可能性が高く、早期の適切な治療が推奨されます。

症状が出始めたら、医療機関を受診し、適切な診断と治療を受けることが重要です。