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急性すい炎 症状

急性すい炎は、膵臓の急激な炎症を指します。

膵臓は、胃と小腸の間に位置し、消化酵素やインスリンなどの重要な役割を果たしています。

急性すい炎は、炎症が急速に進行し、患者に深刻な症状を引き起こすことがあります。

以下に、急性すい炎の一般的な症状と関連する情報を示しますが、医師の診断が最も重要です。

症状は個人差がありますので、具体的な症状や程度は異なる可能性があります。

1.強い腹痛
急性すい炎の主な症状の一つで、上腹部や背中に強い痛みが現れます。

この痛みは突然始まり、しばしば持続的かつ激しいものとなります。

2.吐き気と嘔吐
患者は吐き気を感じ、それが嘔吐につながることがあります。

食事の摂取が難しくなることもあります。

3.腹部膨満感
腹部が膨れている感覚があることがあります。

4.発熱
炎症が進行すると、体温が上昇し、発熱が現れることがあります。

5.脈拍増加: 心拍数が通常よりも速くなることがあります。

6.血圧の低下
重症の場合、血圧が低下することがあります。

これらの症状がある場合、速やかに医療専門家の診察を受けることが非常に重要です。

急性すい炎は重篤な疾患であり、早期の診断と治療が必要です。

治療は通常、絶食や静脈内栄養、痛みの管理、炎症の制御を含みます。

場合によっては入院治療が必要となります。

急性すい炎 最新治療
急性すい炎は、膵臓に急激な炎症が起こる病気で、みぞおちを中心に激しい腹痛が主な症状です。

重症化すると命に関わることもありますので、早期の治療が必要です。

急性すい炎の治療法は、絶飲食や輸液による水分補給、消炎鎮痛剤や抗生物質の投与などが基本です。

重症例では、膵嚢胞や腹部コンパートメント症候群などの合併症が起こる可能性があり、集中治療室での治療や手術が必要になることもあります。

急性すい炎の最新治療としては、2015年に出たガイドラインでは、腹腔内圧を高めないよう膀胱内圧を測ることが新たに追加されています。

また、2021年に発刊されたガイドラインでは、予防的抗菌薬の投与は推奨されないことや、重症例に対する経腸栄養の早期開始の重要性などが問題提起されています。

急性すい炎は、膵臓の機能を低下させることで、消化不良や糖尿病などの合併症を引き起こす可能性があります。

そのため、食事療法や生活習慣の改善が予防や再発防止に重要です。

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急性すい炎 合併症

急性すい炎が進行すると、さまざまな合併症が発生する可能性があります。

これらの合併症は、病状の進行や治療の遅れによって影響を受けることがあります。

以下に、急性すい炎の主な合併症をいくつか挙げてみます。

1.壊死性すい炎
膵臓組織が壊死する状態が生じることがあります。

これは非常に重篤で、感染のリスクが高まります。

壊死性すい炎は手術が必要なことがあります。

2.膵腺擾乱症候群
膵液が腹腔内に漏れ出すことがあるため、周囲の組織に炎症が広がる可能性があります。

これにより、腹腔内に膿や壊死組織がたまることがあります。

3.糖尿病
急性すい炎が進行すると、膵臓のインスリン産生が影響を受け、糖尿病の発症リスクが高まります。

4.膵瘻(すいろう)
膵液が膵臓から腹腔外へ漏れ出すことがあり、これが膵瘻と呼ばれる合併症となります。

膵瘻は消化器系の問題や感染のリスクを引き起こす可能性があります。

5.多臓器不全
急性すい炎が進行すると、腎臓、肺、心臓などの他の臓器にも影響を及ぼす可能性があり、多臓器不全が発生することがあります。

6.血栓症
炎症や壊死した組織が血液中に放出され、血管内で血栓を引き起こすことがあります。

これは重篤な合併症となります。

これらの合併症は急性すい炎が適切に管理されなかった場合により一層発生しやすくなります。

そのため、急性すい炎の早期診断と適切な治療が重要です。患者は速やかに医療専門家の診察を受け、治療計画を立てる必要があります。

急性すい炎 予後
急性すい炎の予後は、重症度や合併症の有無によって大きく異なります。

一般的には、軽症~中等症の場合は早期に適切な治療を行えば、予後は良好で、致死率は数%です。

しかし、重症急性すい炎の場合は、膵臓の壊死や腹部コンパートメント症候群などの重篤な合併症が起こる可能性があり、致死率は30%以上と高くなります。

また、急性すい炎は3~15%の頻度で慢性すい炎に移行することもあります。

急性すい炎の予後に影響する要因としては、以下のようなものが挙げられます。

1.早期の診断と治療: 急性すい炎に対する早期の診断と治療が成功の鍵です。

発症後48時間以内に診断・治療を開始すること。

早期に適切なケアを受けることで、症状の緩和や合併症の発生を防ぐことができます。

2.合併症の有無
合併症が進行すると、予後が悪化する可能性が高まります。

例えば、壊死性すい炎や多臓器不全などが発生した場合、治療が難しくなります。

3.患者の一般的な健康状態
患者の年齢、基礎疾患の有無、一般的な健康状態も予後に影響を与えます。

高齢者や他の健康問題を抱えている患者は、回復が難しい場合があります。

4.再発のリスク
一度急性すい炎を経験した患者は、再発のリスクが増加することがあります。

再発を防ぐために、栄養状態の管理や生活習慣の改善が重要です。

5.栄養状態
急性すい炎はしばしば食事摂取が難しくなるため、栄養状態が悪化することがあります。

栄養不良は回復を妨げる可能性があります。

予後に関しては、個々のケースによって異なります。

一般的には、早期の診断と適切な治療が行われ、合併症が最小限に抑えられた場合、多くの患者が良好な予後を持つことが期待されます。

しかし、急性すい炎は重篤な疾患であるため、患者は医師の指示に従い、適切なフォローアップケアを受けることが重要です。