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恩を仇で返すとは?

これは恩を受けた側は、それ程恩を感じていないのかもしれません。それが問題ですね。お世話する方はこと細かに覚えているのでしょう。私も恩を仇で返した心当たりがあります。

恩を仇で返す 英語では?
恩を仇で返すは、恩を受けたなら感謝すべきなのに、相手にとって害になるようなことをすることですよね。害を与えられて人にとっては裏切られたと思うのでしょうね。

類似語では、飼い犬に手を噛まれるとか、軒を貸して母屋を取られるなどがあります。英語では、「The axe goes to the wood where it borrowed its helve.」一般的なようです。

直訳しますと、「斧は自分に柄を貸してくれた森へ行く」これだとまわりくどくてニュアンスが分かりにくいですね。

恩を仇で返す例
ある会社を辞めてから転職活動した甘い経験があります。毎日ハローワークに通ったり、求人情報誌でよさそうな会社に連絡をして面接に行ったりして真面目に就活しました。それでも働きたい会社はなくて半年位経っていたでしょうか。

そんな折、ハローワークから紹介された部品関係の商社に縁があって就職できました。東京本社で地方の営業所勤務の営業職でした。なかなか仕事が決まらず、焦っていましたから運良く拾って貰ったようなものです。

比較的早く仕事を覚え、バリバリ営業活動していきました。売り上げもそれに伴って上っていきました。何より粗利益が良かったので営業所には随分貢献できたと思います。

ただ所長とそりがが合わず、こんな営業所で終わってたまるかみたいな感情も湧きあがっていました。もう1つ上のステージにのし上がってやろうと、あるライフプランを立てました。

そのプランとは、私が自分で見つけて取引きを始めた仕入れ先(メーカー)に、私の担当していた得意先を持って転職することです。引き継ぎはきちんと行った上で、フィールドでバッティングするのは覚悟していました。

それにしても、仕事が決まらないで困っていたところを拾って貰った恩を忘れた行為です。その後、少額でしたが損害賠償を請求されました。金額は交渉の結果、半額にして頂きました。

持って行った得意先の中から1社、年間数千万円売り上げたところも出てきました。また、新規開拓をして得意先を増やしていきました。

恩を仇で返す人
恩を受けた人とお世話してきた人との間に温度差があるのかもしれません。恩を受けた人はもちろん感謝しているのですが、上のステージに行くことが優先され視野狭窄になってしまうのかもしれません。

それでも人生は一度きりです。「仇」と非難されようが、ここが勝負時と思ったら勝負すべきだと思います。世の中では日常茶飯起こっていることです。その覚悟できていますか?