さて突然ですが、次の3つの言葉に共通するものはなんでしょうか?
1.早起きは三文の徳
2.三種の神器
3.日本三景
正解は数字の3が入っているです。
他にも「石の上にも三年」「三度目の正直」といった諺があったり。「徳川御三家」「ジャンプ三原則」「黒い三連星」「お笑いビッグスリー」などと、3つを1つのセットにしている例が多く見られますね。
また、「カー・クーラー・カラーテレビ」を3Cと呼んでみたり。東京タワーも昭和33年に造られて、その高さは333メートルです。そういえば普段何気に食べているハンバーガーも、注文はハンバーガー+ポテト+ドリンクの3点セットが基本ですね。
あっちを見ても「3」、こっちを見ても「3」、とにかく日本は「3」という数字で溢れ返っています。では、どうして「2」でも「4」でもなく、「3」なんでしょうか?
これには諸説あります。日本に古くから伝わる陰陽思想で、「3」は縁起の良い数字。「3つ」は「満つ」や「充つ」に通じるめでたい数字。
1は点、2は線、3で初めて面になる=全てがそろう、完成の数字。1(男性)と2(女性)が出会って、生まれるのが「3」(子供)だからなどなど。どの説も、なるほどといった感じで、なかなか面白いです。
実は統計的にも、特に日本人は「3」という数字を受け入れやすい傾向があるそうです。「1や2だと少ないかな」「4や5までいくとちょっと多いかな」という心理が働き、「3」がちょうど受け入れられやすいということです。
何かを伝えたい時、アピールしたい時は、そのポイントを3つにまとめると、相手は受け入れやすかったり、心地良かったりするのかもしれません。ご参考までに。