スポンサーリンク

薬物依存からの脱却

コロナ禍の中、薬物の問題は深刻化している。ヨーロッパは10年程前から方針転換、取り締まりや刑罰重視では薬物の生産量・消費量が増大した。

薬物を使うことで生じる害を減らすハームリダクションへ、国連やWHOなども後押しをしている。

日本の現状と課題
2017年に行われた調査によると、危険薬物を使ったことがある人は216万人で全体としては減少傾向にある。

一方で新たな課題もできている。SNSでの取り引きの増加、有名人など薬物使用者へのバッシング、風邪薬など市販薬への依存などが問題になっている。

<薬物依存>
心の弱さのためではない

覚醒剤などの薬物使用 → 脳の状態が変化

→ 自分の行動をコントロールできなくなる

意志や資質の問題ではなく治療が必要な病気。

犯罪者というレッテルを貼られる。

孤立の辛さから再使用も。

バッシングは再起を妨げる。

薬物依存の再発は想定内と考えてほしい。

薬物依存は再発と寛解(症状が少し治まった状態)を繰り返す慢性疾患。

本人や家族にとって大切なことは、1人にならず助けを求めてほしい。

安心できる場所を見つけることが大切。

【相談・治療の窓口】
依存症対策全国センター
地域ごとの連絡先が分かる。

精神保健福祉センター
自治体ごとに設置されている。

治療には自助グループや病院に定期的に通うことが必要。むしろ応援してほしい。

違法薬物でなくても注意
ドラッグストアで風邪薬や咳止めを買ってこっそり飲んでいる。

以前体調が悪い時に飲んで、勉強に集中できた。辛い時に楽になりたい。

回数や量が増えて手放せなくなった。

市販薬には、カフェインや覚醒剤に類似した物質が入っていることもある。

市販薬への依存は、10代女子に目立つ。

家族関係、孤立、学校での悩みなどが背景にあると考えられている。

保護者は責めるより、背景に何があるかを知ることが大事。

親だけでは難しい。精神保健福祉センターなどに相談を。

ベンゾジアゼピン系の抗不安薬、睡眠薬などの処方薬を大量に長期間の摂取で依存症になることがある。

背景には現実的な様々な悩みがある。早く楽になりたくて薬に頼ってしまう。

悩みがあるときは、自分で何とかしようと思わないで誰かに相談しよう。

薬は心配でも勝手にやめないで、医師に相談して徐々に減らすことが大事。