トマト農家なのにトマトが大嫌いで食べられない。そんな人が絶品トマトを作っているそうだ。いったいどうなっているのだろうか?
どん底人生の始まり
S少年は中学に入学し、「イケてるグループに入ってやる」と意気込んでいた。
入学式翌日ターニングポイントになった「トマト事件」が起きた。
1限目の英語の授業、知っている英単語をAから順番に1人1つずつ言うことになった。
Apple、Book、Car… 「TをS君」と言われた時に、頭の中で2つの選択肢が浮かんだ。
①日本語読みで「トマト」と発音
②流暢に「トメィトゥ」と発音
Sさんが「トメィトゥ」と発音したら、教室は割れんばかりの大爆笑になったという。
Sさんは終わったと思った。英語が嫌いになり、通信簿は基本「1」
人間が嫌いになり、大学卒業まで友達ゼロ。
元々少し苦手だったトマトを、口にするどころか見ることすら嫌になった。
そこで明るい性格になるため渡米する。しかし通信簿がずっと「1」だったので英会話は壊滅。
ジェスチャーで乗り切ろうとしたが全く伝わらず、渡米前より暗い性格になった。
<海外で育てた野菜>
コートジボワール
・ビサップ
・キャベツ
・エシャロット
セネガル
・レタス
・ミント
・ニンニク
フランス
・ハーブ
・オリーブ
・アーティチョーク
野菜の直売場で毎日、オシャレな野菜を売るのだが、父親が作ったトマトだけが売れた。
トマトを食べない栽培法
農園の経営危機、トマトは嫌いだけど家族を救うことになる。
<V字回復>
・糖度計だけを信じて栽培
・嫁さんに味見をさせまくって加工品を製造
・常連客に試食をさせまくって研究した
※全国的なコンテストで金賞を獲得。
※奥さんの舌頼りで作ったトマトジュースも金賞を獲得。
トラウマに大リベンジ
中学生の時、英語の時間にトマトを「トメィトゥ」と言ったら笑われました。
悔しい症状悪化に終止符をうつため、今年から商品名を「トメィトゥ」に変更しました。
このツイートが「10万いいね」がつく大バズリ!
トメィトゥの注文が殺到。
Sさんは中1の苦い思い出を28年かけて激甘にした人。
Sさんの農園は、フルーツトマトの曽我農園。