がんの中で最も死亡者数が多く、年間約7万5千人以上が亡くなっている肺がん。しかし手術、放射線、薬などの医療技術の進歩により生存率がここ10年で大きく向上しているという。
肺がんは進行しないと自覚症状が現れず、気づくのが難しいといわれている。そのため必要なのは定期的な検診です。
肺がん検診
胸部エックス線検査
肺の隅にできるタイプの肺がんの発見に有効。
1cm以下のがんや淡く写るタイプは発見しにくい。
肺の中心部にできるがんは、心臓や血管などと重なり見つけにくい。
喫煙者は、エックス線検査と喀痰細胞振検査の両方を受けることが推奨されている。
胸部エックス線検査は、40歳以上年1回、保健所や指定医療機関で受けることができる。
費用は健診項目や自治体によって異なるが、無料~千円程度。
2019年の肺がん検診率は49.4%
胸部CT検査
エックス線検査で何らかの異常があった場合、精密検査として行う。
人間ドッグなどでは被ばく量が少ない低線量のCT検査も受けることかできる。
喫煙者はエックス線検査と喀痰細胞振検査、数年に1回はCT検査を受けることが推奨されている。
最大の予防法は禁煙
肺がんの罹患率は、非喫煙者を1とした時、喫煙者は4.5倍になる。
禁煙 1~9年:3
禁煙10~19年:1.8
禁煙20年以上:1
タバコを吸わなければ、男性の肺がん患者の68%ががんにならずに済むといわれている。
タバコに含まれるニコチンは依存度が強く、なかなか止められない人は医療機関で保険適用の禁煙治療を受けることが推奨されている。
禁煙治療
貼り薬ニコチンパッチ、飲み薬バレニクリン
3か月で5回受診
医師や看護師の禁煙指導を受ける。
デジタル禁煙療法
スマホアプリを使った禁煙治療が保険適用になっている。
一酸化炭素の測定器が渡され、呼気中の濃度を測定しアプリに記録される。
禁煙経過が確認できる。
タバコが吸いたくなった時はナースコール対応。
様々なタバコに代わる代償行動などを提案して貰える。
早期発見で広がる選択肢
早期発見が治療の第一歩。
がんが小さければ体に負担の少ない治療を選択することが可能。
早く見つかれば根治する可能性も高くなる。
早期に発見できれば、肺がんはけして怖い病気ではない。
症状がなくても検診を先延ばしにしないで受けて頂きたい。


