ズキンズキンと痛みが頭の片側に起きて動くと痛みが悪化する、痛みとともに吐き気したりする頭痛、それは片頭痛かもしれません。
片頭痛は命にかかわる病気ではありますが、仕事や日常生活に支障をきたす恐れがありますので患者さんにとっては辛い病気です。
片頭痛の原因
原因は何らかの刺激によって脳の血管の拡張や血管の周りの三叉神経の炎症が起きて痛みが出るといわれています。
片頭痛の発生には視床下部が関係すると考えられています。脳の電位変化や脳内物質などによって三叉神経の炎症や血管の拡張が起こるといわれています。
トリプタンという薬を使うと、三叉神経の興奮をやわらげたり拡張した血管を収縮させて元に戻してくれるといいます。
トリプタンを効果的に作用させるには使うタイミングが重要になってくるといいます。片頭痛の前兆期と頭痛期の間にトリプタンを摂るのが良いとされています。頭が痛いと感じたら直ぐにトリプタンを使うことが推奨されています。
人によっては閃輝暗点といって光のギザギザが5~30分続いて、光が消えてしばらくすると片頭痛が起こる人がいるといいます。そういう方は光が消えたあたりが良いタイミングではないでしょうか。尚、トリプタンは高血圧、狭心症、心筋梗塞、脳梗塞などの持病がある人は使用できません。
誘因を避けて予防
月経・出産・更年期・寝不足・寝過ぎ・空腹などは視床下部を刺激すると考えられています。
ストレス・ストレスからの解放・人混み・騒音。天候の変化などは自律神経を刺激すると考えられています。
まぶしい光・強いにおいなどは感覚への刺激となり片頭痛の誘因と考えられています。但し、片頭痛の誘因は人によってそれぞれ違うため分かりにくいことがあるといいます。
そこで頭痛ダイアリーをつける方法はいかがでしょうか。日付、頭痛の程度、頭痛のタイプ、前ぶれ、誘因などを記録しておき、できる限り誘因を避けて頂きたいです。
薬を使って予防
片頭痛が1か月に2~3回以上ある場合は予防薬を使った治療が推奨されています。片頭痛の予防薬は、カルシウム拮抗薬、β遮断薬、抗てんかん薬、抗うつ薬などがあります。
脳の過敏になったところを穏やかにして片頭痛の予防することができると考えられています。カルシウム拮抗薬は、月に2回以上の刺激の発作がある人が服用すると8週間後には約64%で症状や回数が軽減するといいます。
妊娠している方にはβ遮断薬が処方されたといいます。カルシウム拮抗薬が効かない人は、抗てんかん薬、抗うつ薬が効く場合があるといわれています。
アメリカの研究では、CGRP関連抗体療法薬によって頭痛の回数が3~4回減ったという報告があるといわれています。日本ではまだ治験段階ですが2~3年後には使用できるよう期待されています
まとめ
片頭痛は完全に予防することはできませんが、予防薬によって痛みの程度や持続時間を減らしたり、トリプタン効きやすなるといわれています。
但し予防薬は2か月以上続ける必要があります。頭痛の回数が減ったり症状が落ち着いたら徐々に薬を減らしていくようになるといいます。


