認知症は2025年には700万人、65歳以上の5人に1人がなると推計されている。
しかし認知症の前段階、軽度認知傷害(MCI)5~10年間で発見され適切な処置ができれば、健常な状態に戻れる可能性があるという。
つまり認知症の早期発見が大切、その方法に役立つとされるのがAI技術と考えられている。
毎日の歩き方から検知する方法や、医師との何気ない会話から異変を察知、顔写真や声などから検知する方法がある。
近い将来AIで認知症の早期発見ができるようになるかもしれない。
AI技術
会話から認知症を見つける。
話す時間は5~10分、内容は自由
録音したものをテキスト化
→ AI解析
品詞(動詞、助詞、名詞)を解析して
文章の構造を解析。
AIは認知症の高齢者データ、健常者の高齢者データをみていくうちに、認知症高齢者の話し方の特徴をみている。
今までは診断に2~3年経過 → 認知症が進行してしまう。
会話のAI解析はかかりつけ医でも可能。
早期診断により生活の見直しやサポートが行える。
<認知症に見られる会話の特徴>
同じ話を繰り返す。
あれ、それ、これ、が増える。
時間や場所があいまいになる。
内容が飛ぶ。
歩き方から認知症の兆候を検知。
専用のアプリを起動したスマートフォンを腰に装着し、普通に1分ほど歩く。
体のゆれや腰の回転の仕方などを測定し、認知機能低下の兆候を数値化しようというもの。
認知症や認知症の前段階のMCIを発症するより前から、その予兆として歩行に変化が見られることがある。
・歩幅がバラバラになる。
・ふらつき、不安定になる。
・速度が遅くなる。
これらが徐々に進行していくと考えらていれる。
歩くことで認知機能の低下を抑える、ゆるやかにする可能性があると考えられている。
ウォーキングなどの有酸素運動が有効。
有酸素運動を行うと脳への血流もよくなり、認知症の予防効果が期待できる。
目標は週に3回程度、30分間ほど行う。
また運動をしながら頭も同時に使うのも更に有効。
ウォーキングをしながら、しりとりを行う。
家の中でも足踏みをしながら3の倍数の時に手をたたく。
6の倍数の時に手を上げるなど。