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肺がん ステージ

肺がんのステージは、がんがどれくらい進行しているかを示す指標です。

ステージは通常、0からIVまでの数字で表され、それぞれががんの進行度を示しています。

以下に、一般的な肺がんのステージ分類を示しますが、具体的な情報は医師によって提供されるべきです。

1.ステージ0(癌前段階): がんが肺の最表層に限局しており、まだ周囲の組織には広がっていない段階です。

2.ステージI: がんが肺に限局しており、腫瘍のサイズが小さい段階です。通常、まだリンパ節には広がっていません。

3.ステージII: がんが肺から周囲の組織に広がりつつあります。リンパ節への転移が見られることがあります。

4.ステージIII: がんが肺からさらに広がり、近隣の組織やリンパ節にも広がる段階です。

5.ステージIV(最も進行した段階): がんが肺から離れて他の部位に広がり、しばしば遠隔転移(他の臓器へのがんの広がり)が見られます。

肺がんのステージは、がん治療の計画や予後の評価に影響を与える重要な要素です。

ステージが進行するにつれて、治療の難易度が増すことがあります。

ステージが低い場合、手術や放射線療法が選択されることが一般的です。

ステージが進行した場合、化学療法や免疫療法などが含まれる複合的な治療計画が必要になることがあります。

ただし、具体的なステージや治療に関する情報は、患者の個別の状態によって異なるため、医師との相談が非常に重要です。

肺がん 予後
肺がんの予後は、がんの種類や進行度(ステージ)によって異なります。

一般に、ステージが進むほど予後は厳しくなります。

予後を表す指標には、平均余命と5年生存率があります。

平均余命は、そのステージの人の50%が亡くなる時期を示します。

5年生存率は、その病気になった人が5年後に生きている確率です。

2009~2011年の肺がん5年生存率は、

男性で29.5%
女性で46.8%
全体では34.9%

ステージ別では、

ステージ1が81.6%
ステージ2が46.7%
ステージ3が22.6%
ステージ4が5.2%

肺がんステージ4の平均余命は、九州大学病院のグラフによると11ヶ月でした。

ただし、これはあくまで目安であり、個人差は大きいことに注意が必要です。

肺がんの予後は、治療の進歩や個人の体質や生活習慣などにも影響されます。

自身の病気を理解し、担当医に相談することが重要です。

肺がんのステージ別生存率と平均余命
肺がんと診断されたら、今後のことが気になるかもしれません。進行度(ステージ)は病気のひろがり具合を分類したもので、この分類によって治療方針を決定する重要なものです。 基本的にステージが進む(数字が大き

肺がん 治療
肺がんの治療は、がん細胞の特徴や進行度合い、患者さんの体力や希望に基づいて検討されます。

主な治療方法は以下の通りです。

1.手術治療
がんの部分を切除する局所治療。非小細胞肺がんでは早期の場合に一般的。小細胞肺がんでも早期の場合に手術を検討。

・肺葉切除術: がんの肺葉全体を切除。

・縮小手術: 肺葉の一部を切除して肺の温存を目指す。

・片側肺全摘手術: 片方の肺を全て切除。

2.薬物治療
がんの増殖を抑えるために細胞障害性抗がん薬や分子標的薬を使用。

非小細胞肺がんでは手術と併用されることも。

小細胞肺がんでは主に薬物治療を中心に行う。

3.放射線治療
がんを縮小、消滅させる治療。非小細胞肺がんや小細胞肺がんの一部に適用。

化学放射線療法: 放射線治療と薬物治療を併用。

最新治療の情報
肺がんの最新治療については、以下のような内容があります。

*手術治療
2㎝以下の小さな非小細胞肺がんに対しては、肺葉切除よりも区域切除のほうが生存期間が有意に長いことが明らかになりました。

また、EGFR遺伝子変異陽性の患者さんに対しては、手術後に分子標的薬のタルセバを3年間使用すると再発が減少することが報告されています。

*薬物治療
手術の適応とならないⅢ期の非小細胞肺がんでは、化学療法と放射線療法の後に免疫チェックポイント阻害薬のイミフィンジを1年間使用すると、生存期間が有意に延びることが示されています。

また、手術前後に免疫チェックポイント阻害薬を用いた周術期治療も研究されており、一部の患者さんではがんがほとんどなくなる効果が見られています。

*放射線治療
陽子線や重粒子線など特殊な放射線を用いた治療法が先進医療として認められています。

これらの放射線は、がんに高いエネルギーを集中的に与えることができるため、正常な組織への影響を抑えることが期待されています。

肺がんの治療法は、がんの種類や進行度、患者さんの体力や希望などによって異なります。

自身の病気を理解し、担当医に相談することが重要です。

肺がん 検診と予防
肺がんは日本人のがんによる死亡原因のトップです。

早期発見・早期治療で約8割が治るとされています。

肺がんの予防法については、要約すると以下のことが重要です。

1.たばこは吸わない
喫煙は肺がんの最大の危険因子であり、禁煙することで肺がんのリスクを大幅に減らせます。

また、受動喫煙も肺がんのリスクを高めるので、たばこの煙を避けることが必要です。

2.節度のある飲酒をする
飲酒は肺がんの危険因子の一つであり、飲酒量が多いほど肺がんになりやすくなります。

特に、喫煙と飲酒の併用は肺がんのリスクをさらに高めるので注意が必要です。

3.バランスの良い食事をとる
塩蔵食品や食塩の摂取は最小限にし、野菜や果物を十分にとることが肺がんの予防に有効です。

また、飲食物を熱い状態でとらないことも重要です。

4.日常生活を活動的にする
身体活動は肺がんの予防に役立つと考えられています。

運動はもちろん、家事や散歩などの日常的な活動も肺がんのリスクを低くする可能性があります。

5.適正な体形を維持する
肥満は肺がんの危険因子の一つであり、適正な体重を保つことで肺がんのリスクを減らせます。

肥満の判定には、体重と身長から算出されるBMI(体格指数)が用いられます。

BMIは、体重(kg)を身長(m)の2乗で割った値で、一般的には18.5~25の範囲が適正とされています。

以上のことを心がけることで、肺がんの予防に役立つと考えられます。

肺がんの検診は、男女ともに年に1回40歳以上の健常者に推奨されています。

検診の方法は、胸部X線検査と喀痰細胞診の併用法が科学的に有効であると証明されています。

喀痰細胞診は、50歳以上で喫煙指数(1日の喫煙本数×喫煙年数)が600以上の人に行われます。

肺がん検診は、毎年定期的に受けることが推奨されています。

検診の結果が「要精密検査」となった場合は、必ず精密検査を受けましょう。

精密検査には、胸部CT検査や気管支鏡検査などがあります。

気管支鏡検査は、気管支鏡を口や鼻から気管支に挿入して病変が疑われた部分を直接観察します。

必要に応じて組織を採取し悪性かどうか診断します。