フレイル対策とは、加齢により心身が衰えた状態であるフレイルを予防するための取り組みです。
フレイル対策には、栄養、運動、社会参加の3つの柱があります。
スマホは、フレイル対策に役立てることができます。
例えば、以下のような方法があります。
1.万歩計アプリ
スマホに搭載された万歩計アプリで、歩数や歩行距離、消費カロリーなどを確認して、ウォーキングの習慣化を目指す。
2.うごくま
スマホに搭載されたフレイル対策サポートアプリ「うごくま」で、キャラクターとコミュニケーションを取りながら、フレイルのリスクをチェックしたり、生活の改善につながるヒントを得たりする。
3.運動・フィットネスアプリ
フレイル予防には適切な運動が重要です。
スマートフォンの運動やフィットネスアプリを活用して、運動プログラムを組んだり、日々の運動記録を管理したりできます。
例えば、Fitbit、MyFitnessPal、Nike Training Clubなどがあります。
4.健康管理アプリ
健康情報を管理するアプリを利用して、食事や睡眠、ストレスなどの健康情報をトラッキングすることができます。
これにより、健康状態を把握し、フレイルの予防に役立てることができます。
例えば、Apple HealthやGoogle Fitが挙げられます。
5.記憶補助アプリ
記憶力の低下や認知機能のサポートに役立つアプリもあります。
メモアプリや認知症予防のためのトレーニングアプリを利用して、脳トレーニングを行うことができます。
6.スマホでインターネットやSNSを利用して、趣味や関心のある情報を得たり、友人や家族と連絡を取ったりすることもよいでしょう。
※スマホは、フレイル対策に有効なツールの一つですが、使いすぎには注意が必要です。
スマホの画面を見る時間が長くなると、目や首の疲れや睡眠不足などの問題が起こりやすくなります。
スマホの使用時間や姿勢に気を付けて、健康的にスマホを楽しみましょう。
フレイル予防 ダンス
フレイル予防には、ダンスが効果的な運動の一つです。
ダンスは、心肺機能や筋力、柔軟性、バランス感覚などを向上させるだけでなく、音楽やリズムに合わせて体を動かすことで、脳の活性化やストレスの緩和にも役立ちます。
ダンスの種類はさまざまですが、フレイル予防には、自分の好きな音楽や振り付けで楽しく踊れるものがおすすめです。
例えば、以下のようなダンスがあります。
1.ウィズまごダンス
栃木県が考案した、高齢者と孫世代が一緒に踊れるダンスです。
映画「スティング」のテーマ曲に合わせて、スクワットや膝のストレッチなどを行います。
ウィズまごダンス フルバージョンを参考にしてみてください。
2.はつらつ介護予防ダンス
大阪市が主催する、フレイル予防や介護予防に効果的な動作を取り入れたダンスです。
俳優・松平健さんの「マツケンサンバ2」のダンスの簡易的な振り付けを教わります。
フレイル予防 簡単ダンスに注目…体操とはどう違う?を読んでみてください。
![](https://yomidr.yomiuri.co.jp/wp-content/uploads/2023/08/20230725-OYTET50000_eye.jpg?ver=2024)
3.社交ダンス
パートナーと一緒に踊るダンスです。
ワルツやタンゴ、ジャイブなどの種類があります。
社交ダンスは、コミュニケーションや協調性も高めることができます。
社交ダンスでフレイル予防を見てみてください。
ダンスは、自宅や集会所、公園などで気軽に行える運動です。
フレイル予防のためには、週に2~3回、1回につき20~30分程度のダンスを目安にしましょう。
ダンスを始める前には、必ず準備運動をして、体をほぐしておきましょう。
また、無理をしないで、自分のペースで楽しく踊りましょう。
準備運動としては、以下のようなものがおすすめです。
1.軽いストレッチ
首や肩、背中、腰、腕、足などの関節をゆっくりと動かして、筋肉や靭帯を伸ばします。
ストレッチは無理をせず、痛みを感じない程度に行いましょう。
2.ウォーミングアップ
歩行やジョギングなどで心拍数を上げて、血流を促進します。
ウォーミングアップは10分程度で構いませんが、体が温まるまで行いましょう。
3.バランストレーニング
片足立ちやつま先立ちなどでバランス感覚を鍛えます。
バランストレーニングは転倒予防にも効果的です。
バランスが不安な場合は、壁や椅子などに手をついて行いましょう。
準備運動をすることで、ダンスの効果を高めるだけでなく、怪我や痛みを防ぐことができます。