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急性胃炎 症状 発熱

急性胃炎は、胃の粘膜に急激な炎症が起こる状態です。

主な症状には以下のものがあります。

1.腹痛
急性胃炎の最も一般的な症状であり、上腹部に鋭い痛みや不快感が生じます。

痛みは食後に増強することが多いです。

2.吐き気と嘔吐
急性胃炎では、強い吐き気や嘔吐を伴うことがあります。

嘔吐物には血液が混ざることもあります(吐血)。

3.食欲不振
胃の不快感や痛みにより、食欲が減退することがあります。

4.腹部膨満感
胃にガスがたまりやすくなり、膨満感やげっぷが増えることがあります。

5.胸やけ
胃酸が逆流して食道に炎症を引き起こすことで、胸やけや酸っぱい液が喉まで上がってくる感じがします。

6.黒色便
消化管からの出血が原因で、便が黒くなることがあります(メレナ)。

7.全身症状
重症の場合、発熱や全身の倦怠感を感じることがあります。

急性胃炎において発熱は一般的な症状ではありませんが、重症の場合や特定の原因によって発熱が伴うこともあります。

以下のような状況では、発熱が見られることがあります。

1.感染性胃炎
ヘリコバクター・ピロリやその他の細菌、ウイルス、寄生虫による感染が原因の場合、身体が感染と戦うために発熱することがあります。

2.重度の炎症
急性胃炎が重篤で、広範囲にわたる強い炎症が起こっている場合、発熱が見られることがあります。

3.全身性の反応
急性胃炎が他の消化管疾患や全身性の病気と関連している場合、発熱が起こることがあります。

<発熱がある場合の対処法>
・水分補給
発熱により脱水症状が進むことがあるため、十分な水分補給が重要です。

スポーツドリンクなどの電解質を含む飲料が有効です。

・医師の診察
発熱がある場合は、急性胃炎以外の病気の可能性もあるため、医師の診察を受けることが重要です。

・解熱剤の使用
医師の指示に従い、解熱剤(例:アセトアミノフェン)を使用することができます。

ただし、胃に負担をかけるNSAIDs(例:イブプロフェン)は避けるべきです。

・休養
体を休め、無理をせずに安静にすることが大切です。

発熱が続く場合や他の重篤な症状(激しい腹痛、吐血、黒色便など)がある場合は、速やかに医療機関を受診することが推奨されます。

【診断】
急性胃炎の診断には、以下の方法が用いられます。

・問診と身体検査
症状の確認と腹部の触診。

・内視鏡検査
胃の内部を直接観察し、炎症の有無を確認します。

・血液検査
感染や出血の兆候を確認します。

・便潜血検査
便中の血液を検出することで、消化管出血の有無を確認します。

※急性胃炎は適切な治療と管理により通常は短期間で改善しますが、症状が重い場合や持続する場合は、医師の診察を受けることが重要です。

急性胃炎 原因
急性胃炎の主な原因には以下のようなものがあります。

1. 感染
・ウイルス (ノロウイルスなど)

・細菌 (ヘリコバクター・ピロリ菌など)

2. 薬物
・非ステロイド性抗炎症薬 (NSAIDs)

・アスピリン

・ステロイド薬

3. アルコール過剰摂取

4. ストレス

5. 食事関連
・刺激物の過剰摂取 (辛い食べ物、酸性の強い食品など)

・食中毒

6. 自己免疫疾患

7. 放射線治療の副作用

8. 重度の病気や手術後の合併症

※これらの要因が単独または複合的に作用して胃の粘膜に炎症を引き起こし、急性胃炎を発症させます。

症状や重症度は原因によって異なる場合があります。

急性胃炎 治し方
急性胃炎の治療には、原因の除去と症状の緩和が主な目的となります。

以下に主な治療法を説明します。

1. 原因の除去
・感染源の特定と適切な抗生物質の投与(細菌性の場合)

・薬物起因性の場合は原因薬剤の中止または変更

・アルコール摂取の中止

2. 食事療法
・消化に良い食事(軟食)への変更

・刺激物(辛い食べ物、酸性の強い食品、アルコール)の回避

・少量頻回の食事

3. 薬物療法
・制酸薬:胃酸を中和

・H2受容体拮抗薬:胃酸分泌を抑制

・プロトンポンプ阻害薬(PPI):強力な胃酸分泌抑制

・胃粘膜保護薬:胃の粘膜を保護

・制吐薬:吐き気や嘔吐を抑制

4. 水分補給
経口または点滴による適切な水分補給

5. 安静
症状が改善するまで十分な休養

6. ストレス管理
ストレス軽減のための方法を実践(リラクゼーション技法など)

7. 合併症の管理
出血や脱水などの合併症がある場合は適切な処置

8. フォローアップ
症状の改善を確認し、必要に応じて追加治療や検査を行う

※通常、急性胃炎は適切な治療により1~2週間程度で改善しますが、原因や重症度によっては入院治療が必要な場合もあります。

症状が持続したり悪化したりする場合は、医療機関での再評価が重要です。また、慢性化を防ぐために、再発予防の生活指導も行われます。

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急性胃炎 うつる?

急性胃炎が「うつる」かどうかは、その原因によって異なります。

以下に詳細を説明します。

1. うつる可能性がある場合
〇ウイルス性胃炎
*ノロウイルスやロタウイルスなどによる胃炎は非常に感染力が強く、人から人へ容易に感染します。

*感染経路は主に糞口感染(汚染された食品や水、感染者の糞便に触れた手指を介して)です。

〇細菌性胃炎
*サルモネラ菌や大腸菌などによる胃炎も感染性があります。

*主に汚染された食品や水を介して感染します。

2. うつらない場合
・薬物性胃炎(NSAIDs、アスピリンなどによる)

・アルコール性胃炎

・ストレス性胃炎

・食事由来の刺激(辛い食べ物など)による胃炎

・自己免疫疾患による胃炎

・放射線治療の副作用による胃炎

3. 予防法
感染性胃炎を予防するためには
・頻繁な手洗い(特に食事前、トイレ使用後)

・食品の適切な調理と保存

・清潔な水の使用

・感染者との密接な接触を避ける

・感染者が使用した物品の適切な消毒

4. 注意点
・症状がある場合は、医療機関を受診し、原因を特定することが重要です。

・感染性胃炎の場合、症状が改善してからも一定期間は体内にウイルスや細菌が残存し、他人に感染させる可能性があります。

※急性胃炎の「うつる」可能性は原因によって大きく異なるため、正確な診断と適切な対応が重要です。

不安な点がある場合は、医療専門家に相談することをおすすめします。

急性胃炎 合併症
急性胃炎の合併症について、以下に詳しく説明します。

1. 消化管出血
・重度の胃炎では胃粘膜が損傷し、出血を引き起こす可能性があります。

・症状:黒色便(メレナ)や吐血

・重度の場合、貧血や出血性ショックを引き起こす危険性があります。

2. 脱水
・嘔吐や下痢が続くことで体内の水分とミネラルが失われます。

・症状:口渇、尿量減少、めまい、脱力感

・高齢者や小児では特に注意が必要です。

3. 電解質異常
・脱水に伴い、ナトリウムやカリウムなどの電解質バランスが崩れることがあります。

・症状:筋肉の痙攣、不整脈、倦怠感

4. 慢性胃炎への移行
・適切に治療されない場合、急性胃炎が慢性化することがあります。

・長期的には胃潰瘍や胃がんのリスクが高まる可能性があります。

5. 胃穿孔(いせんこう)
・非常にまれですが、重度の急性胃炎で胃壁が穿孔する(穴があく)ことがあります。

・症状:急激な腹痛、腹部硬直

・緊急手術が必要な場合があります。

6. 栄養不良
・長期間食事摂取が困難な場合、栄養状態が悪化する可能性があります。

・症状:体重減少、倦怠感、免疫力低下

7. 感染の拡大
特に細菌性やウイルス性の胃炎の場合、他の臓器に感染が広がる可能性があります。

8. 薬物相互作用
胃炎の治療薬と他の薬剤との相互作用により、副作用が増強されたり、薬効が減弱したりすることがあります。

9. 腸閉塞
まれですが、重度の炎症により腸管の動きが悪くなり、腸閉塞を起こすことがあります。

※これらの合併症は、適切な治療と経過観察によって多くの場合予防または早期発見が可能です。

症状が持続したり悪化したりする場合は、速やかに医療機関を受診することが重要です。