糖尿病の治療では年齢や病状に合わせて血糖値の目標を定めることが大切だといわれています。HbA1cの基本は7.0%未満、但し6.0%未満、8.0%未満と人によって目標は変わるといいます。
血糖値は刻々変わる
血糖値は1日中変動しているといいます。健康な人では朝食前や睡眠中は低い状態になるといいます。食事をとると上がりますが、インスリンが分泌されまもなく下がります。血糖値は70~140mg/dL程度で維持されているといいます。
初期の糖尿病の人は食後の血糖値が健康な人に比べて大きく上がり、直ぐには下がらないといいます。進行した糖尿病の人は食後の血糖値が一層大きく上がってしまうといいいます。しかも朝食前もかなり高くなっているといいます。
薬で治療していると薬が効き過ぎて空腹時や睡眠中に低血糖になることがあるといいます。低血とは血糖値が70mg/dL未満に下がった状態です。
HbA1cは、過去1~2か月の血糖値の平均を反映したもので1日のうちの変動は分からないといいます。
血糖値の変動は、1日に何度か自分で血糖値を測定する血糖自己測定で、ある程度分かるといいます。指先からわずかな血液を採り、それを簡単な医療機器で調べる方法になります。
危険な低血糖
薬が効き過ぎて空腹時や睡眠中に低血糖になるなる場合の主な症状として、冷や汁、動悸、手足の震え、異常な空腹感、だるさなど。
さらに下がると、眠気、強い脱力、めまい、強い疲労感、集中力の低下、目がかすむなど。
そのまま血糖値が下がり続けると、意識もうろう、昏睡、けいれんなどが起こることがあるといいます。
【血糖値を下げる薬】
・インスリン製剤 ※低血糖を起こしやすい
・インスリンの分泌を増やす薬
スルホニル尿素薬 ※低血糖を起こしやすい
グリニド薬、※低血糖を起こしやすい
DPP-4阻害薬
GLP-1受容体作動薬
・インスリンの効きをよくする薬
・糖の吸収を遅らせる、排泄を促す薬
薬の影響の他に低血糖を起こりやすいのは、食事をぬいた時や食事の量が少なかった時、また体を激しく動かした時、体調が悪い日などが挙げられます。
高齢者は低血糖に気づきにくく重症化しやすいといわれています。平均77歳、糖尿病歴平均20年の人は低血糖のリスク高いので注意が必要です。
血糖値を24時間モニター
血糖値を24時間自動的に記録する新しいタイプの医療機器が登場しているといいます。グルコースモニタシステム(CGM)と呼ばれ複数の製品があります。体に装着するセンサーとデータを読み取る装置がセットになっています。
読み取り用の装置をセンサーにかざすと血糖値が表示されます。それまでの血糖値の変動もグラフなどで表示されるといいます。また、これらのデータはパソコンでも管理できるといいます。
24時間連続的に血糖値を調べると、血糖値の連続的な変動がよく分かるといいまます。今まで気づかなかった高血糖や低血糖が見つかることもあるそうです。
グルコースモニタシステムを使いたい場合は主治医にご相談下さい。1型糖尿病では保険適用です。2型糖尿病では保険適用になる製品が限られ、インスリン治療をしているなどの条件もあるといいます。


