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AI(人工知能)の実用化について

AI

パソコンやスマホばかりでなく、自動車、洗濯機、掃除機等々、生活に近いものまでAIが活用され、現在の私達の生活に浸透してきています。

人間の知能を完全に再現するまでにはまだ時間が必要ですが、特定分野においては、AIは人間を凌駕する力を発揮しており、更に活躍する範囲が広がると期待されています。

AIを活用した救急搬送
名古屋市は、AI(人工知能)を活用して救急車の出動を予測し、効率的な運用を目指す実験を行うと発表しました。もちろん日本初になります。上手くいけば全国的に広がっていくのでしょうね。

名古屋市は救急出動件数が多いんですね。何と8年連続で過去最多を更新していて、2018年は夏の猛暑で熱中症患者が増えたこともあって10月末時点で、111,063件だそうです。

月11,000件以上、毎日370件以上ですから本当に多いですよね。実際どうするかというと、消防大学校と連携し、まずAIを使って天候や人の動きを解析するそうです。

そして、それらのデータをもとに救急車出動要請の時間や場所を予測するということです。その実験は2018年12月中旬からスタートさせ、実用化は2020年3月末を目指すそうです。

AIがファンドマネージャー
これまでのAI(人工知能)は、人が基準や定義などを事前に教えることでAIは判断を下していました。現在はAI自らデータの特徴を学習し、事象の認識や分類を行う手法、つまりディープラーニングを行う能力を身に付けています。

強みは何といっても、人では処理しきれない量のデータ分析、人が気付いていなかった有効な手段の発見です。株取引きでの運用をみていきましょう。

ディープラーニングを活用して銘柄を選び、ニュースや株価などを分析するテキスト解析を加味し、更にアナリストチームが修正すべき銘柄がないか最終確認をしていくようです。

この流れは良さそうですね。私もそう思って、AI活用型の日本以外の世界株ファンドに少しですが投資しています。ただ注意すべき点を見逃していました。

それはファンド選びの基準です。欧米では5年以上の実績がるファンドが投資対象になるようです。どういう訳か日本ではできたばかりの新しいファンドに人気があるようなのです。私もその一人です。

私が投資しているのは、2018年5月にできたばかりのファンドです。AIは大量のデータがあればあるほど良い訳ですから、最低でも3年位の実績のあるファンドを選ぶべきだったかもしれません。

実際2018年11月の段階で非常に成績が悪いです。元本をかなり割っています。損切りしなければならないかもしれません。データ不足だと私は思っています。

さらに悪い要素として、米大統領の政策がやることなすこと逆行している気がして、リスクと考えざるをえません。貿易戦争いつまで続くのでしょうか…

AIに仕事が奪われる?
テレビのNHKスペシャルでみたのですが、ラスベガスのカジノがある大きなホテルのバーカウンターです。大規模なバーなのですがバーテンダーは一人もいません。

なぜなら、AI搭載のバーテンダーロボットが働いているからです。テーブルに置いてあるタブレットからオーダーします。オーダーが通ればロボットが見事な動きでカクテルをあっとゆう間に作ります。

なんと120種類のお酒を自由自在にブレンドするそうです。しかも、ポーターの代わりにロボットが客室に飲み物を届けます。人がいませんからその人件費分でロボットの費用がペイできているのでしょうね。

一連の流れは非常に興味深く、オーダーした方はたいそう喜ばれていました。わざわざ見に来る方もいらっしゃるでしょうから、十分観光的にも客寄せに貢献しているものと思われます。

AIに仕事が奪われるのではないかと危機感を持った人達は、会社に雇用の保証求めるデモをしていました。大変深刻ですが、多くの業種で今後このようなことが起きてくるのかもしれません。

ドイツのある家具工房では、加工を担当するのがAIロボット、熟練の職人さんでも難しいカットを簡単にこなしていました。今まで加工していた職人さんはデザイン開発に移られたそうです。

長年蓄積された木材の知識をベースにしたヒット作も生まれていましたよ。このように人間とロボットのすみ分けができて共存ができれば良いのですが、日本も同じように進んでいくのでしょうね。

気になることをいっていました。日本の賃金は世界でかなり高い水準なので、他の国より早く自動化が進むそうです。そして、半分以上の仕事が自動化されると予測されていました。

まとめ

AI化が進むことで生活が便利になっていくことは理解できます。ただ、人間が今までやってきた仕事の半分以上がAIに置き換えられていくのは許しがたい気がします。それでもなし崩し的にAI化が進んでいくのでしょう。

一方で高齢化社会に対応するために、定年を65歳や70歳の延ばして年金支給を遅らせるという考えも出てきていますよね。AI化が進んだ社会において人間はどんな仕事をすれば良いのでしょうか?

疑問が沸き上がりませんか。非常に難しいと思います。その答えは、やっぱりAIに聞かないと分からないのかもしれませんね。