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食べられない? 食べるのを止められない?

自己流のダイエットを行うと、極端に体重が減ったり、食べなかった反動から逆に過食になったりしてしまい、気づかないうちに体に重大な問題が生じることがあるといわれています。

食べられない・食べるのを止められないのはなぜ?
【拒食】
ダイエットがうまくいったと思いその後も極端な状態で続くケースは多いといいます。拒食の背景には、完全壁、自分に自信がない、将来の進路に不安がある、いつも競争にさらされている、両親が不仲で家の中に緊張感があるなどが挙げられます。

【過食】
嫌なことはひとりで我慢する、人に打ち明けられない、頑張り過ぎる、などが過食の背景として挙げられます。

長く続いたとどうなる?
神経性やせ症
食べることや体型で頭がいっぱいになり、自分の意思では食行動が修正できない状態で、女性は月経に影響(無月経)が出た場合、神経性やせ症が疑われるといいます。

他に低血圧、心拍数低下、低体温の症状が出ることがあるといわれています。血液検査をすると、貧血・白血球減少、肝機能異常、低たんぱく血症、高コレステロール血症などの症状がみられるといいます。不整脈、骨粗しょう症になる場合もあるそうです。

痩せていても痩せていると感じないという問題もあるようなのです。また、長時間ジョギングしたりする過活動や運動脅迫の症状も出ることもあるといいます。

神経性過食症
食のコントロールができなくて過食になるのですが、意思の弱さで起こるものではないと考えられています。昼間は絶食していて夜に大量に食べるといった悪循環のパターンも多いといわれています。

過食の後のおう吐、唾液腺の腫れ、歯の表面が溶ける、不整脈、肝機能異常といった症状が出ることもあるといいます。精神面では、体重次第で自己評価が変わったり、気分の浮き沈みがみられることがあるといいます。体重が100g増えただけで自分には生きる価値がないと思う人さえいるといいます。

ヤバイかもと思ったら?
まずは相談しやすい人に相談することが大切だと考えられています。両親、保健室の先生、学校のカウンセラーなどが良いのではないでしょうか。あるいは、かかりつけ医(内科・小児科など)、心療内科、精神科などを受診して頂くのも良いのではないでしょうか。

規則的に食べることが基本になります。一度にたくさん食べられない場合は、1日の食事回数を増やすと良いといわれています。拒食・過食の傾向がある場合は、何か生活の中にストレスがあるのかもしれません。生活を見直すきっかけにして頂きたいです。