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漢方薬とは?

誤解していませんか?
・中国伝統のもの?
元は中国から伝わってきたが、その後日本で独自に発展したもの。漢方薬は複数の生薬を決められた割合で調合したものです。

生薬の成分が体内で複合的に作用。いくつかの症状がある場合も、基本的には1種類の漢方薬。西洋薬は人工的に合成された化学物が主原料。いくつかの症状がある場合は効果のある薬を併用します。

・サプリメントと同じ。
サプリメントは食品、漢方薬は医薬品。

・長く飲まないと効果がない。
風邪や腹痛で処方される漢方薬など短時間で効果が現れるものもある。

・副作用はない。
肝機能障害や間質性肺炎などの副作用もあり、漢方薬を服用する場合は医療機関で経過を診てもらうことが大切。

ポイントは体質とタイミング
体質は陰、陽、虚、実で表し、診断する。

陰は新陳代謝が低下。病気への抵抗力不足。

陽は新陳代謝が活発。病気に過剰反応。

虚は元気がない。

実は元気がある。

西洋医学では同じ診断名なら同じ薬。漢方医学では体質によって処方が変わる。漢方特有の診察方法として、望診、舌診、脈診、腹診などが挙げられます。

タイミングは病気の進行具合で、急性期、慢性期、回復期などがありそれぞれ薬を替えていく。

使い方には注意
・処方された時の注意事項を守る。
・症状に合わせた適切な時期に服用する。
・空腹時に服用する。
・苦くて飲みにくい場合は、ココア、コーヒー、抹茶など苦い飲み物に混ぜると飲みやすくなる。

漢方薬を使いたい時は、主治医やかかりつけ医に相談して必要に応じて専門医を紹介して貰いましょう。

また、日本東洋医学会 漢方医専門医の検索サイトが便利。

https://www.jsom.or.jp/jsom_splist/listTop.do