腎臓病療養指導士
腎臓病療養指導士は、看護師、管理栄養士、薬剤師いずれかの資格を持ち、腎臓病の実務経験のある人が試験を受けて認定されるといいます。慢性腎臓病について幅広い知識や経験を生かし患者のケアの中心になります。
医師の診断後に、食事の注意や薬の飲み方などを指導、透析などの話をするといいます。あまり知識を詰め込まないように注意をしているそうです。
また自分の知識を患者、一緒に働くスタッフ、地域の人達に提供しているといいます。2021年の春には1,700人程度になると見込まれています。
生活習慣の改善
まず自分の食事について見直すことが大切だといいます。塩分をとり過ぎないよう1日6グラム未満を目標にしましょう。肥満の人は食べ過ぎないようにしましょう。
慢性腎臓病がかなり進行したら、たんぱく質のとり過ぎ、野菜や果物に多く含まれるカリウムのとり過ぎにも注意が必要になってきます。
たんぱく質は老廃物の元になり、カリウムが溜まると危険な不整脈のリスクが高まる可能性があるからです。
減塩のコツとして、漬物に醤油をかけずに食べる、みそ汁は朝だけにする、あるいはみそ汁の量を半分位にするなどが挙げられます。
外食ではメニューが選べるなら、白いご飯とおかずが別になった定食を選ぶことが推奨されています。
カリウムが多い人は、みかんの時期なら箱買いをして1日に何個も食べるなどは控えましょう。旬のたけのこをたけのこご飯、たけのこの天ぷらと、たけのこづくしで食べるのは控えましょう。
但し、脂質を控え糖質も控えて、更にたんぱく質も控えるとどうしても全体的なエネルギー不足が生じるといいます。慢性腎臓病のステージによってオーダーメードの食事支援が推奨されています。
食事の改善以外には、禁煙、節酒、運動、良い睡眠などが挙げられます。特に喫煙は心臓病や脳卒中のリスクを高めるといわれています。
カギは血圧と血糖値
高血圧や糖尿病は慢性腎臓病の悪化要因でもあります。必要に応じて高血圧や糖尿病の薬が処方されます。
薬が多過ぎて飲むのが苦痛だったりするかもしれません。しかし大切な薬なので、勝手に止めないでしっかり飲み続けましょう。
自分の体を自分で管理するという意識で、薬にどんな作用があるのかを理解するのも大切なことです。
飲み忘れないためには、のむ時刻にタイマーをかけたり、薬を朝昼夕に分けてボックスに入れておくなどの方法があります。飲むのが苦痛だったら飲みやすい薬に変えるなどもできるので、医師に相談しましょう。
体調が良かったり仕事が忙しかったりすると、途中で受診を中断する方もいるかもしれません。腎臓病は静かに進行する病気なので、自己判断しないで必ず定期的に受診しましょう。
慢性腎臓病がかなり進行すると透析などの治療も必要になってきます。腎臓病療養指導士は、この時期の患者さんに対して早めに情報を提供し、透析を受ける場合どんな生活になるのかがイメージできるようにサポートするといいます。


