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本当の親友が欲しい?

親友が欲しいけれど中々うまくいかないという方は多いのではないでしょうか。アリストテレスを参考にするとヒントが見えてくるかもしれません。

アリストテレス(紀元前384-322)が活躍していた頃は、ポリス(都市国家)が1,000以上あったといわれています。ポリスは絶対権力者のいない民主制でした。

政治や軍事についてみんなで相談して物事を決めていく社会です。そのため市民には強い絆が必要でした。アリストテレスはこうした中で大切なものを解きました。

それはフィリア(友愛)です。アリストテレスはこのフィリア(友愛)について多くの言葉を残したといいます。

例えば、「むやみに友人の多いことを求めることなく、生を共にする人数にとどめよ。多数の人々と親友たることは不可能である」ニコマス倫理学より

「人間はポリス的動物である」余談ですが、都市国家の秩序を守るという意味から警察をポリスと呼ぶようになったといわれています。

親友と友人の違いは何か?
食事に誘える友人はいっぱいいる。親友は苦しい時に夜中でも電話をかけられる人。

プライベートの言われたくないことを言えるのが親友。友人には「よろしくお願いします」という。親友には気を使わないので「頼むぜ」という。

【3つのフィリア】
1.有用ゆえのフィリア(役に立つから付き合う):友人
2.快楽ゆえのフィリア(心地よい):友人
3.善ゆえのフィリア(相手の善を願う):親友

親友はどうしたらできるのか?
まず卵は友人、時間を費やすうちに事件が起きる、取っ組み合いをすることもあれば強い絆が生まれることもある。

この人は信用できるなど、直感を大事にすることも必要。その直感を育てることが友情を作ることかもしれない。

アリストテレス曰く、「塩を一緒に食べたのちでなくてはお互いを知ることができない」=苦楽を共にしないとお互いを知ることはできない。

それでも親友ができないのは、自分に欠けているものがあると思われる。アリストテレス曰く、「中庸であれ」=何事もほど良い状態であれ。

【人の態度】
1.超過(自慢)(恥知らず)(無謀)×
2.中庸(誠実)(恥を知る)(勇敢)〇
3.不足(卑下)(恥ずかしがり)(臆病者)×

※中庸こそ親友を得るための条件