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暑い日は何を着れば涼しい!!

人類の祖先が誕生したのが約700万年前といわれています。服を着始めたのは、長く見積もって10万年前だといいます。初めは偶像崇拝的なものを身につけるうち、だんだん服の形になっていったと考えられています。

現代では自分の好きな納得のいく服を自由に選ぶことができます。ある意味服は口ほどに物を言うともいえるかもしれません。服を見るとその人の色々なことが分かるのかもしれませんね。ところで、暑い日は何を着れば涼しいのでしょうか?

煙突効果
体を動かしている時は、洋服が自然にはためくポンプのような役割を果たし、服の中の空気が入れ替わるポンピング効果があらわれるといいます。

でも動きを止めると、服の中の空気が停滞してしまい体から熱が逃げないので、体から汗が噴き出て熱くなるという訳です。

うまくゆとりを持った服を着れば、空気の流れが起こり同じ服でも涼しくなると考えられます。つまり服のデザインが重要になってきます。

アラブ地方のベドウィン族では、40℃の気温でもゆとりのある黒い服で快適に着ているといいます。ある科学者が、同じ形で色を白のものを作って比較したところ、

白い服より黒い服の方が服に沿っての上昇気流が強いので、外から入った熱が上昇気流でほとんど外に出て行く煙突効果によって、空気の循環が多くなるため涼しいということが分かりました。服と体の間の空気をいかに対流させるかがポイントになるようです。

湿気を操る繊維
キュプラは、コットンの種の周りにある産毛を原料としています。元々コットンが持つ湿気を吸収する性質を科学の力で進化させた素材です。

裏地がキュプラとポリエステルのジャケットとを比べてみると、キュプラの方が滑りが良く着やすく涼しい感じもするといいます。

糸によりをかけて織る清涼裏地、他繊維を溶かし混ぜる透け防止裏地、縦糸がポリエステルの防しわ性裏地等々、500種類もあるといいます。