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リンゴは本当に赤いのか?

人間が色を見る時には脳で色を感じているといいます。リンゴは赤ですが、実際はリンゴから反射された光を脳で解釈することで色が分かるのだといいます。

ランドの2色法(1959年発見)といのがあって、白と黒と赤があれば脳が勝手に解釈するのでフルカラーが表現できるといわれています。色は脳が作る不確かなものといえるのかもしれませんね。

色は確かめようがないのかもしれません。言葉で表現して相手も同じか確認するしかありません。これが正しいというのがないと思われます。

脳は色をどんなふうに受け止めているのでしょうか。それを知る鍵は太陽の光が作り出す虹にあるといいます。虹といえば7色といわれていますが本当なのでしょうか。

アイザック・ニュートン(1643-1727)が太陽光は7色と提唱しましたが、実際は色の境目はないのだそうです。人間は赤、緑、青を認知するセンサーを持っている3色覚といわれています。

言葉を取得していない赤ちゃんの実験では、緑と青の違いが分かったという結果でたそうです。言葉で色を覚えるのではなく、生まれながらに色のカテゴリーを理解しているのかもしれません。

人はどういうシチュエーションで撮られた何色のものかを無意識に想像するといいます。例えば同じ物ですが、青と黒に見える人は強い光があたっていると想像します。白と金に見える人は日陰の弱い光があたっていると想像していると考えられます。

日本には今ほとんど使われない多くの色名があり、古典文学や和歌で詠まれています。曙色、杜若(かきつばた)色、つつじ色、山吹色、紅色、茜色などがありますね。

不確かな色を人はどれだけ共有できるのでしょうか。日常生活で私たちは10~20色しか色名を使わないといわれています。世界で使われる基本色名は11色だそうです。赤、緑、青、黄、紫、オレンジ、ピンク、茶、白、灰、黒になります。