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大腸がん 検診が重要!!

日本人に最も多いがんは大腸がんといわれています。1年間で約16万人が大腸がんと診断されるといいます。しかし、新型コロナへの感染を恐れ、がん検診を受ける人が減っているといいます。大腸がん検診の受診率は、日本対がん協会によると2020年は前年の68%と大きく下がっているようです。

意外と簡単ながん検診
1年間で約16万人が大腸がんを発症。死亡者は5万人以上でがんの中で2番目に多い、女性では最多となっています。

早期に発見できればほぼ100%は治るといわれています。早期がんは殆ど症状がないといいます。

進行すると、急な体重減少、血便、繰り返す下痢や便秘、お腹の痛み・しこり・張りなどの症状が現れ、治せなくなることが多くなるといいます。

<大腸がん検診>
40歳過ぎたら年に1回受けられる。
市区町村のHPで確認、または保健所に電話で日程を申し込む。
検査キットを取りに行く、または郵送してもらう。
便は検査前々日~当日のうち2回摂取して、指定された保健所などに持って行く。

【便潜血検査】
便に血液が混じっていないかを調べます。
陽性になれば精密検査となります。

但し、痔や生理周期などで陽性になることもあります。受信者の20~30%が陽性、そのうちの約10%が大腸がんが見つかるといいます。

進歩する内視鏡検査
・通常内視鏡検査
殆どの消化器科で受けることができる。がんを発見する精度が最も高い。直径10mm以下のがんに対して79~100%の診断率。

・カプセル内視鏡(医師の判断で行われる)
カプセル内視鏡を口からのみ込み、大腸を通過する時に撮影して腫瘍などを発見。直径10mm以下のがんに対して85~88%の診断率。

・CTコロノグラフィー(医師の判断で行われる)
CT検査のデジタルデータを用いて画像処理を行い、三次元画像でがんを診断することができる。直径10mm以下のがんに対して75~94%の診断率。

AIによる診断サポート
2021年1月、一部の医療機関でAIが内視鏡診断をサポートするシステムの運用が始まったといいます。

がんになる可能性がある病変、ポリープがある場所をAIが教えてくれる。発見するとモニターの映像でがんを線で囲みます。

あくまで医師の診断を手助けするもので、AIが見つけた病変は最終的に医師が確認する。がんが見逃されるケースを減らしていくことが期待されます。