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がんこな便秘でも新薬で改善!?

便秘くらい大したことはないと放置していると大変なことになってしまうかもしれません。便秘が寿命に大きく関係することが分かってきたといいます。体質だからとあきらめずに治療することが大切だといいます。

便秘で命の危機
アメリカでの15年間にわたる便秘と生存率の研究によると、慢性便秘症がある人はない人に比べて、10年経過したあたりから12%生存率が悪くなるようなのです。

日本の研究では、排便回数4日に1回以下の場合、便秘がある人の死亡リスクは、狭心症・心筋梗塞が1.45倍、脳卒中が2.19倍に高くなることが報告されています。

それは、便秘によって何度もいきみ血圧が上昇することが原因の1つと考えられています。

新薬ラッシュ
従来から使用されているのが、緩下剤の酸化マグネシウムと刺激性下剤のセンナの2つになります。市販の便秘薬の多くはセンナが使われており、毎日使用すると耐性が増し使用量が増えるので注意が必要です。

酸化マグネシウムを多量に使用すると、高マグネシウム血症なり筋力が低下する場合もあるといいます。腎臓の機能が低下している人や高齢者の使用は注意が必要です。

新薬
ルビプロストン、リナクロチド:小腸内の便の元を、腸液の分泌を促進して便をやわらかくして移動をスムーズにするといいます。但し、妊娠の可能性がある人や妊婦はルビプロストンは使用できません。

エロビキシバット:胆汁酸の吸収をコントロールする薬。胆汁酸は大腸のぜん動運動を活発にしたり、粘液の分泌を促して滑らかな便をを作る働きがあるといいます。

いずれの薬も、下痢や腹痛が起こる場合もあるといいます。その際は薬の量を調整したり服用を中止します。酸化マグネシウムで十分効果が得られない場合に新薬も使うことが一般的といわれています。

便秘の改善
排便時の姿勢
便秘の改善には、排便時の姿勢も大切です。背筋を伸ばして座ると、直腸から肛門にかけては、横から見ると「く」の字のような形になるといいます。

排便時に上半身を前かがみみすると、直腸から肛門にかけてまっすぐに近い形になり、便が下がりやすくなって、排便しやすくなるといいます。ロダンの考える人のイメージで前かがみの姿勢にします。

太ももと上半身の角度が、35度位になるように上半身を前傾させるのが理想的な姿勢といいます。

食生活の改善
・1日3食を守り、朝食は必ずとる。
・便を増やす食物繊維を適量とる。
・腸内環境を整える。ヨーグルトや納豆といった発酵食品を適量とりましょう。
・水分をこまめにとる。