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コンタクトレンズで目に障害!?

コンタクトレンズは利用者が増える一方で、コンタクトレンズによる障害を訴える人が後を絶たないといいます。

コンタクトレンズを使っている人は1700万人といわれています。その利用者5%の人に目に障害が起きていて、更にそのうちの10%の人は重い症状だといいます。

コンタクトレンズは元々は高度管理医療機器といわれ、医師が処方するものです。使い方を間違えるととても危険だといいます。

ハードとソフトの違い
ハードは難い材質で角膜より小さいので黒目の部分の内側に収まるような形になります。ソフトは柔らかい材質でできています。角膜より大きいため目に付けると黒目より外側までおおうような形になります。ソフトには、1日使い捨て、2週間使い捨て、1週間連続装用など色々なタイプがあります。

またハードは、まばたきをするとレンズと角膜にある涙が15~20%入れ替わるといいます。ソフトは、まばたきをすると涙が1%入れ替わり、角膜に障害を及ぼさない程度には酸素が通るといわれています。

どちらも正しい使い方をしていれば問題ないのですが、特にソフトは、誤った使い方をすると角膜に十分な酸素を届けられなくなるといいます。酸素不足になった角膜は傷つきやすく重篤な合併症を起こしやすいといわれています。目に異常が起きてもソフトの場合は気が付きにくいので注意が必要です。

様々な目の障害
多くの場合コンタクトをつける角膜の部分に障害が起こるといいます。角膜上皮障害では点状表層角膜症などがあります。適切な治療を行えばやがて回復してくるのですが、慢性化してくると角膜の感染症などを起こしてくることがあるといいます。

更に悪化すると角膜の実質までおよんで角膜潰瘍という重篤な病になってしまうといいます。激しい痛みと充血、視力低下などを起こします。原因は、緑膿菌やアカントアメーバで治療が遅れたりすると、そのまま視力低下が残ったり失明する場合もある重篤な合併症です。

長くコンタクトを使っていると、角膜の内皮の層が減ってしまう角膜内皮障害になる場合もあります。初期には症状が全くないので注意が必要です。放置すると角膜がむくみ視力低下するといわれています。

角膜以外では、コンタクトについた汚れと瞼の裏のこすれによってアレルギー性結膜炎が起こってくることもあるといいます。酷くなると巨大乳頭結膜炎になることもあるそうです。

コンタクトを清潔していないと、感染やアレルギーが起こりやすいですし、長時間付けていると角膜の酸素不足ひては感染症を起こしたりするといいます。

コンタクトを決められた通り正しく使っていればけして危険ではないのですが、自己流の使い方がこうした危険な状態を起こしてしまうということが分かっています。

危険な使い方
1.汚れや化粧品のついた手でコンタクトに触れる。

2.コンタクトレンズケースが汚れている。(ケースはある程度定期的に交換した方が良いといわれています)

3.洗浄のときこすり洗いをしない。

4.コンタクトレンズの保存に水道水を使う。(水道水の中にアカントアメーバがいるかもしれません)

5.コンタクトをつけたまま眠ってしまう。(相当乾燥している状態なので、はずす時は人工涙液を使いましょう)

コンタクトレンズ障害の予防法
コンタクトレンズの購入は眼科で行って、定期検査を受けることが大切だといわれています。自分では気がつかない目の異常を発見することができるかもしれません。

定期検査は、3か月~6か月の間に受けて頂きたいと推奨されています。インターネット購入の場合はどうしてもなおざりになってしまいますので注意したいですね。

目の調子が悪くときはコンタクトを装用しないことも大切です。かなり長期間にわたってコンタクトを使用している場合は、涙の分泌が変わってくることもあるのでその辺も注意したいですね。