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階段で息切れするようになったら

階段で息切れするようになったら

加齢とともに階段の上りで息切れするようになることはあります。但し同世代の人と階段を上がって自分だけが遅れるような場合、病気が隠れている可能性があるので注意が必要です。

息切れを起こす病気とは?
心臓の病気
心臓のポンプ作用が低下する心不全になると息切れが起こるといいます。元々心臓の病気や高血圧を持っていると加齢に伴い起こりやすいといわれています。

危険な心不全の疑いは、息切れに加えて足がむくむ、体重が急激に増えた、寝ると直ぐ白いたんや咳が出るなどの症状があるときだといいます。

肺の病気
息切れを起こす肺の病気で特に多いのがCOPD(慢性閉塞性肺疾患)といわれています。40歳以上の8.6% 国内で700万人以上と推計されています。

放置していると、息切れがだんだん強くなり進行すると家から外に出られない、ベッドから出られない、最悪の場合寝たきりになることもあるといいます。

年とともに増えるCOPD
COPD(慢性閉塞性肺疾患)は主にタバコを吸う人に起こる肺の病気だといわれています。タバコには様々な有害物質が含まれているため、タバコを長く吸い続けていると炎症を起こし、せきやたんが出るようになるといいます。

肺の炎症が進んでいくと、息を一気に吐けなくなるので必要な量の酸素を取り込めず直ぐに息切れしてしまうといいます。統計によりますと75歳がピークのようです。

同世代と歩いていて遅れる場合や、かぜが何か月も治らないと感じるような場合は、COPDの増悪と考えられますので医療機関の受診が推奨されています。

自分でできる息切れ対策
COPDの治療の基本は禁煙です。喫煙をやめることで、2週間ほどでせきやたんが減るといいます。また息切れなどの症状が軽くなるだけでなく、肺機能の低下もゆるやかになります。

上半身を鍛えることによって息切れが楽になるといいます。それは上半身には呼吸に関わる筋肉が多いからです。手を組んだ状態で両腕を頭上にあげます。

口すぼめ呼吸が良いとされています。口から30cmほど離した手のひらに、口笛を吹くように息を吐き当てます。鼻から吸って口から吐くを繰り返します。2回吸って4回吐くなど自分に合うリズムを見つけましょう。

口すぼめ呼吸を日常生活で行うと息切れが楽になってくるといいます。健康な人でも役に立つといわれています。自分にとって快適なリズムを覚えて行うと良いでしょう。