新型コロナウイルスがどのように広がったのかみていきましょう。時系列は下記のように発表されています。
2019年12/31 武漢市27例の肺炎公表
2020年1/3 中国がWHOに原因不明の肺炎報告
2020年1/14 WHO 新型コロナウイルス確認
2020年1/15 日本 初確認
2020年1/21 アメリカ 初確認
2020年1/22 シンガポール 初確認
2020年1/24 フランス 初確認
2020年1/25 オーストラリア 初確認
2020年1/27 ドイツ 初確認
2020年1/30 WHO 緊急事態を宣言
2020年1/30 イタリア 初確認
2020年2/3 クルーズ船 横浜港に入港
2020年2/13 日本国内で初めて感染者死亡
2020年3/10 イタリア全土で移動制限
2020年3/11 WHO パンデミックを宣言
2020年3/14 アメリカ 国家非常事態を宣言
2020年3/17 フランス 全土で外出制限
2020年4/16 日本 緊急事態宣言
イタリアの初確認は1/30と発表されています。イタリアの国立衛生研究所では下水のサンプルを10か月分保存しており、それらをPCR検査したところ、2019年12月中旬にかなりの量の新型コロナウイルスが存在していたことが分かったといいます。
その量は感染が拡大していた2~3月に匹敵するといいます。12月中旬の数週間前から感染が拡大していたと推定されています。
1/24に初確認されたフランスでも、12月に原因不明の肺炎が発生したといいます。その原因が新型コロナウイルスだとは考えもつかなかったそうで、後にサンプルをPCR検査したところ、新型コロナウイルスが含まれていたといいます。
実際の症状、胸部のCT画像、PCR検査から新型コロナウイルスと判定されています。その患者は2019年の12月15日頃感染したと考えられています。
中国の武漢市の2つ病院では、2019年の12月のインフルエンザ様疾患の患者数は、2018年 423人 対して4,078人と9倍になっていたといいます。また、2019年の11/14と11/21に新型コロナが疑われる例があったようです。
テキサス大学ローレン・マイヤーズ教授が導き出した武漢での初期の感染者数は、11月頃から感染が広がり12月初めには72人、12月末には1,518人と推計されています。
最初の1人が感染したのはいつ?
ユニバーサルシティー・カレッジ・ロンドンのルーシー・ヴァン・ドープ教授の論文では、ウイルスの家系図を作り変異が起こる頻度を計算、遺伝情報の変異は1か月に1.9回。
その値を使って家系図を遡ると、もっとも早い日付は2019年10月6日。早ければ10月初めにはウイルスが人に感染し始め、可能性がより高いのは11月の初めに感染が始まったと考えられます。12月以前にウイルスが広がっていたことは間違いないのではないでしょうか。
ウイルスの発生源はどこか?
世界軍人競技大会や、武漢ウイルス研究所のRaTG13は新型コロナと遺伝情報が96.2%一致しておりそれが流出したなどといわれていますが、否定されています。
広東省から雲南省にかけての山岳地帯は数多くのコロナウイルスが見つかったホットスポット。RaTG13の自然宿主である雲南省にいるキグガシラコウモリからウイルスを採取し、それが1600kmもはなれた大都市にどのようにして辿り着いたのかそれを発見することが重要だと考えられます。


