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決断が怖い!?

決断を誤り損害を出してしまい、それ以来決断することが怖くなることがあります。「人間は考える葦(あし)である」のパスカルがヒントを与えてくれるかもしれません。

17世紀の哲学者パスカルは、観察が得意で観察の天才といわれていました。台風などの気象情報で970hpa(ヘクトパスカル)はパスカルからきているといいます。

フランスの中部に生まれたブレーズ・パスカル(1623-1662)の死後発見されたメモは、徹底的な観察から人間という存在について書き残した文書でした。

後にこれらをまとめて「パンセ(思考)」パスカル著の本が出版されました。「苦悩に負けることは恥じではない。快楽に負けることこそ恥である」などが記載されています。

パスカルの原理(圧力)、パスカルの三角形、パスカルの定理などは有名ですね。哲学、物理学、数学など多分野の天才といわれています。

正しい決断をするために必要な事は?
勉強しておけば決断に対する選択肢は見えてくる。失敗したときのことも考えて決断すれば良い。

パスカル曰く、人間には幾何学の精神と繊細の精神の2つが必要だ。

幾何学=理性、論理で推論、データ重視

繊細の精神=感性、感度の良いアンテナ、感情・直感重視

その中間にあるのがカントがいう悟性(何かを理解したり、判断したりする能力)なのかもしれません。

感性と理性の間に悟性があり、感性で受けたものを理性で推論していくために必要なもの。

「人間は考える葦(あし)である」繊細で弱いことが有利?

葦は弱い植物だけど考えることで強くなる=人間は弱い存在だが考えられることができるので強い

弱いことがいい。自分の感受性こそが人間らしさを作っている。

パスカル曰く、人間の弱さはそれを知る人より、それを知らない人達の方にずっとよく現れている。

弱さを自覚しているのは良いこと。良い決断をした人は弱さを知っている人なのかもしれません。

決断するときには弱気になる必要もあるのではないだろうか。強気と弱気をうまくいかして判断していきたい。