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ぐるぐるめまいとは?

国内でめまいを日常的に感じている人は、女性3%、男性1.3%といわれています。ぐるぐるめまいがあると体を動かすことがつらくなることもあります。

何故ぐるぐる回る?
三半規管は頭が動いていない時は働かない、頭が動くと三半規管が働き目は逆方向に動く。三半規管が異常な場合、目が動いてしまい周囲が動いているように見え、それがぐるぐる回転して見えるようになるといいます。

耳が原因のめまいの半分以上、めまい全体の4割以上は良性発作性頭位めまい症といわれています。耳石が剥がれて三半規管に入り込み、耳石も動くので実際の動きより大きくあるいは速く動いたように感じるといいます。

1回のめまいで数秒から2~3分、頭を一定方向に動かすたびに繰り返します。行動が億劫になったり、動きがどうしてもゆっくりになったりするといいます。

多くの場合、自然に耳石が消えたり、外に出たりして1か月程で治まるのですが、中には長引く場合もあり常に不安感があるというケースもあるようです。1か月以上めまいが治まらない場合は早めに耳鼻咽喉科を受診しましょう。

めまいに伴い、手足の麻痺、顔がゆがむ、ろれつが回らない、物が二重に見えるなど1つでもあれば、脳卒中の怖れがあるので直ぐに救急車を呼びましょう。

【眼振検査】
どんな頭の動きでどんな眼振が出るかで、良性発作性頭位めまい症かどの管に耳石が入っているか分かるといいます。

頭の体操で治す
・頭位治療:頭を動かすことで耳石を三半規管から出す。

【頭位治療の例】後半規管型見入耳の場合
1.上半身を起こした状態で床に座る。
2.頭だけ右を向く。
3.そのまま床の上に倒れる。顎が上がった状態で頭を床につける。30秒保つ。
4.頭だけ左を向きこの大勢を30秒保つ。
5.体全体も左に向けこの大勢を30秒保つ。
6.左側を向いたまま両膝を折った形で起き上がる。
7.少しうつむきこの大勢を30秒保つ。

頭位治療1日1回行う。体操の方法は人によって異なり、必ず医師の指示通りに行いましょう。

毎日続ければ1~2週間で治る人が多いといいます。初めは体操中にめまいが起こるが、起こらなくなったら治ったと判断できるといいます。

難聴を伴う場合
難聴を伴う場合メニエール病が考えられます。内耳にある三半規管と蝸牛を満たす内リンパ液が増え過ぎることが関係しているといわれています。

内リンパ液が増え過ぎるのは、ストレスや疲労が発作を誘発させまた悪化させると考えられています。めまいが20分~数時間程続くといいます。

自律神経に影響して吐き気や嘔吐、冷や汗、脈が速くなるなどの症状を伴うこともあるといいます。多い人は週1回位起こる。

めまいが起きている時は、安静にする以外に何もできない、水も飲めない、恐怖感を感じる人もいるといいます。

発作を繰り返すうちに難聴が進行、慢性化する怖れもあるので早めの受診が推奨されています。

難聴と自覚せず、耳がつまった感じ、音が響いて聞こえる場合もあるといいます。ぐるぐるめまい+耳がおかしい → 受信

メニエール病は完治させることは難しいが、治療により症状を軽減し生活の支障をなくすことができるといいます。

メニエール病は生活習慣を見直すことが大事。ストレス疲労対策として、十分な睡眠や軽い運動などが挙げられます。

食塩を摂り過ぎないこと。水分補給が増えるとリンパ液も増えるからです。飲み物は、コーヒー、紅茶、緑茶などは控えて、水や麦茶などにしましょう。

めまいが重度でない場合、抗めまい薬が処方されます。めまいが重度な場合、入院の上安静にして保水の点滴を行ないます。

また、中耳加圧装置(2018年保険適用)で空気による圧迫が内耳に伝わりリンパ液を減少させることが可能。機械が貸し出され。1回3分を1日2回、通常1年間続けます。