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ふわふわめまいとは?

体が浮くように感じるふわふわめまいは、めまい症とさ診断れ大半が原因不明とされてきました。2017年にめまい症の半分以上はPPPD(持続性知覚性姿勢誘発めまい)であると考えられ治療が可能になってきたといいます。

脳が過敏になるPPPD
体のバランスを保つため3つ(内耳、目、筋肉)の情報を脳が処理しているといいます。ところがある刺激を受けると、脳が過剰反応し体のバランスを崩しふわふわめまいが起こると考えられています。

このめまいがPPPD(持続性知覚性姿勢誘発めまい)です。このめまいは立っている、歩いている体勢で起こるといわれています。例えば、急に振り向く、急に立ち上がる、上下の動きは階段、エスカレーター、エレベーターなどが挙げられます。

視覚情報としては、走っている車など動くものを見る、スマホのスクロールなど不安定なものを見る、陳列棚など複雑な資格情報が入ってくるなどが挙げられます。

内耳が原因の強いめまいを助けるため、視覚や筋肉の情報を総動員してバランスを保っていたが、めまいがなくなっても視覚や筋肉の情報に過敏なまま残り、普通なら何でもないはずなのにふわふわめまいが起こってしまうと考えられています。

ぐるぐるめまいを起こす内耳の病気は、良性発作性頭位めまい症、メニエール病、前庭神経炎などが挙げられます。また、ぐるぐるめまいを伴う片頭痛、パニック障害、自律神経失調症などもふわふわめまいの原因になることもあるといいます。

PPPDとメニエール病の合併でふわふわめまい、ぐるぐるめまいの両方あるケースも少なくないといいます。PPPDは日本人の約0.6%、70万人程と推定されています。

めまい相談医は、日本めまい平衡医学会のHP(http://www.memai.jp/)から検索できます。

自分で体操 前庭リハビリ
目と体を連動させる動きを繰り返す → 運動時の視線のブレを安定、スムーズに動けるようにします。

但しめまいを起こしやすいので、必ず初めに医師から指導を受けて慎重に行いましょう。

【頭を動かす体操】
1.両手を組んだ状態で腕を伸ばす。
2.両手の親指を立てる。
3.親指の爪を見つめたまま左右に首を振る。
4.上下に頭を振る。

1つの動きを1分ほどおこないます。毎日続けると症状が改善する人が少なくないといいます。

※しっかり親指を見続けることができるようになったら、首を振るスピードを少しずつ速くして下さい。

薬による治療
SSRI(抗うつ薬の1種)→ 脳の過剰な反応を抑える作用

PPPD対するSSRIは、うつの半分の量で良い、約7割の人に効果があるといわれています。

また、めまい日誌をつけることが推奨されています。

       4/20
主な誘発要因 スーパーで買い物中
めまいレベル 3
活動レベル  2
できたこと  5分程買い物ができた

めまいのためにできないと決めつけていたことが、やってみれば少しはできると感じることが少なくないといいます。

めまいは脳卒中でも起こるので、手足の麻痺、ろれつが回らない、物が二重に見えるなど、めまい以外の症状が現れた時点で救急車を呼びましょう。