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動脈硬化 家族性の場合どうする?

遺伝子の変位が原因で、生まれつき悪玉LDLコレステロールが高い家族性高コレステロール血症というのがあるといいます。若い頃から動脈硬化が進行し、狭心症や心筋梗塞を起こしやすいといわれています。家族性高コレステロール血症は200~500人に1人といいます。

悪玉が生まれつき高い
どこにも自覚症状がない場合、生活に影響がないのですが40代になると通勤の時に階段を上がる時に心臓がギューッとなることがあるといいます。

病院で診断して貰うと労作性狭心症といわれることがあります。こいう方は20代頃から悪玉LDLコレステロールが高いと考えられます。悪玉LDLコレステロールが180g/dL以上が危険なのですが、250、300台も少なくないといわれています。

原因はLDLを肝臓が回収できないので悪玉LDLコレステロールが異常に高くなると考えられています。治療しないと、男性は30~50歳女性は50~70歳で狭心症や心筋梗塞を起こしやすいといわれています。

家族性高コレステロール血症は両親のどちらかが病気の場合、確率的に子どもの2人に1人が発症するといわれています。しかし自分が家族性高コレステロール血症であっても気がつかないことが多いといいます。

早期発見が大切
家族性高コレステロール血症のチェックポイントは、LDLコレステロールが180g/dL以上、家族(両親・兄弟姉妹など)が既に診断されている。または若年で狭心症や心筋梗塞を起こしいるなどが挙げられます。若年とは男性は55歳未満、女性は65歳といわれています。

また、アキレス腱に黄色腫というコレステロールが溜まってしこりになったものがある場合も家族性高コレステロール血症が疑われるといいます。但し、20~30代では家族性高コレステロール血症でもアキレス腱が太くないことも多いそうです。

こうして悪玉を下げる
脂質異常症の薬、狭心症を防ぐ薬、悪玉を強力に下げる薬など活用するといいます。生活習慣も見直さなければなりません。禁煙、肉類はなるべく抑え。卵は1日1個等々。

LDLアフェレシスという透析に似た治療もあるといいます。血液を循環させLDLを取り除くのだそうです。悪玉コレステロール100前後が20前後まで下がるといいます。薬だけでは悪玉が下がらない、動脈硬化のリスクが特に高いなどの場合に限るといいます。

家族性高コレステロール血症の場合、悪玉の目標値は100未満または70未満になるといいます。飲み薬はスタチン+ほかの薬、注射薬はPCSK9阻害薬になります。早期発見・早期治療がなんといっても重要です。