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富士山はなぜ美しいのか?

富士山はなぜ高い
マグマが積もらないと火山はできないのですが、富士山は実は1つの山ではありません。先子御岳、子御岳、古富士、新富士の4層構造になっていると考えられています。4つ重なって日本一の山になっているのです。

2900年前の縄文時代の富士山は現在と同じ姿だったのだろうか?実は全然違っていたといいます。山体崩壊といって、上4分の1位が崩れたといわれています。

富士山は洋菓子のミルフィーユのように、火山灰、噴石、岩石などバラバラのものが積もって最後に溶岩でコーティングされている、成層火山だといいます。

この成層火山はとても崩れやすいと考えられています。万葉集でも富士山はキレイでここ1000年位、私達はキレイな富士山を見ることができています。3000年前ではぐちゃぐちゃで、美しさにも賞味期限があるといわれています。

地球は11枚のプレートに覆われているといいます。富士山は丁度3枚のプレートの真ん中にあり、地下深いところが割れてマグマが上がりやす特別なところといわれています。

そのため山体崩壊してもまたマグマが上がって、そのマグマは富士山の地下の1つだけなので、どんんどん高くなり美しい形が形成されると考えられています。

青木ヶ原樹海は、今から1100年前に溶岩の流れで森ができたといいます。貞観大噴火(864年)に樹海の面積=約30k㎡(東京都渋谷区の2倍)で、大きな湖を西湖と精進湖に分断した大量の溶岩が噴出したといいます。

その後溶岩の上に森が誕生した特殊な環境といわれています。溶岩が割れているプレッシャーリッジではコンパスが狂うが、胸元に持って歩けば樹海では狂わないといいます。

世界の富士山
世界には富士山にそっくりな成層火山があるといいます。ニュージーランドのタラナキ山(2518m)、映画「ラストサムライ」のロケ地にもなったとか。

メキシコのポポカテペトル山(5426m)は富士山にそっくりです。先住民の言葉で「煙を吐く山」の意味で、UFOの目撃情報が多数寄せられるそうです。

エクアドルのコトパクシ山(5897m)、また南米にはこの他にチリ富士やボリビア富士もあるといいます。