手足口病とヘルパンギーナは、夏になると流行する子供に多く起こるウイルス性の感染症だといわれています。2019年は手足口病の患者数が約40万人といいます。多くは自然に回復するのですが、子供の場合は重症になることがあるので注意が必要です。
特徴を知ろう
手足口病とヘルパンギーナの潜伏期間は3~6日間といいます。飛沫感染は、せき・くしゃみ・会話による飛沫を吸い込むことで感染。接触感染は、感染者・ウイルスがついた物に触れることで感染。経口感染は、便や手指を解して口に入ることで感染。
手足口病の症状は、手や足、口の中に、発疹や水ほう、潰瘍などが現れ痛みや痒み、発熱を伴うこともあるといいます。
ヘルペス=水ほう、アンギーナ=痛みの合成語になっているるヘルパンギーナの症状は、口や口の奥に水ほうや潰瘍ができ痛みを伴うことが多いといいます。大きさは1~2mm ~5mm、突然38℃以上の高熱が出る場合もあり、熱性けいれんを引き起こすこともあるといいます。
ヘルパンギーナは、時に無菌性髄膜炎、脳炎、心筋炎などの重篤な合併症を併発することがあるといいます。医療機関を受診することが推奨されています。
普段と違うに注意
小さな子供は言葉にできないので、大人が変化に気付けるよう見守ることが大切だといいます。顔色はよいか、食べられるか、眠れているか、機嫌はよいか、おしっこが出ているかなどに注意をしましょう。
医療機関を受診したほうがいいか迷ったら、厚生労働省の子供医療相談(#8000)で夜間・休日の受診などについて相談できます。受付時間は都道府県で異なるといいます。
消防庁の救急安心センター事業(#7119)では、救急車を呼ぶ・医療機関受診など判断に迷った場合専門家がアドバイスをしてくれるといいます。実施していない地域もあるので事前に確認しておきましょう。
子供の救急オンライン 日本小児科学会のHP http://kodomo-qq.jp 発熱、強く頭を打った、意識がおかしいなどの症状別に判断の目安となる情報が提供されています。
手足をがくがくさせる、白目をむく、目が合わない、5分以上続くけいれんなどがある場合は救急車を呼ぶようにしましょう。
かかった時の対処法
【対処法の柱】
無理に熱を下げない
発熱は防御反応のひとつ、基本的には無理に熱を下げなくても良いとされています。但し3か月未満の子供の場合は、夜間・休日に関係なく受診しましょう。
発熱でつらそうなときは、脇の下、脚の付け根を冷やし体のほてりをとってあげましょう。衣服の着せすぎ、布団の掛け過ぎは避けるようにしましょう。
安眠できる程度にエアコン・扇風機を使っても良い、但し冷風を体に当てない。それでもつらそうな場合は処方された解熱剤を使いましょう。
無理に食べさせない
口の中の水ほうなどで痛みがあるので無理に食べさせなくても良い。食べさせる時は、刺激がなく柔らかいもの、塩味や酸味の弱いもの、熱くないものにしましょう。
プリン、アイスクリーム、ゼリー、お粥(冷やしたもの)、みそ汁(冷ましたもの)、豆腐などが食べやすいです。欲しがる時に少しずつあげましょう。口や喉の症状が強い場合、処方された鎮痛剤、抗炎症剤などを使いましょう。
頻繁に水分補給
飲める時に少しずつ、塩分・糖分を含むものが望ましいといいます。乳幼児用のイオン飲料・経口補水液などを利用するのもよいでしょう。
母乳やミルクが飲めている場合は、イオン飲料は飲ませなくてよいといいます。母乳・ミルクを嫌がる場合は、母乳やミルクを薄める、他の飲み物を与える、熱が下がった時に与えるなど試してみて下さい。
手足口病・ヘルパンギーナは1週間程度で回復してくるといわれています。


