健康寿命
ただ単に長く生きれば良いということではない。健康寿命という考え方があります。それは健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間を意味します。
2016年の統計によると、
日本人の健康寿命は 男性72.14歳 女性74.79歳。
日本人の平均寿命は 男性81.41歳 女性87.45歳。
健康ではない期間は 男性9.27年 女性12.66年
健康で長生きを実現させる研究成果があるといいます。
アラートパンツという腹囲が85cmを超えると黄色に変化する仕組みのあるパンツあります。これでメタボ対策を行うといいます。
ファッションの中に医学がある。手軽に医学的な対策をしていこうというストリート・メディカルという考え方のようです。
クロスモーダル現象（認知科学 心理学）赤色の甘い飲み物はイチゴ味がする…など異なった近くが影響を及ぼしあう現象を利用して、
同じ量のアルコールを量が多く見えるようなグラスで飲むことで、飲酒量を少なめにコントロールすることができるかもしれません。
生活の中で使っているグラスを考えることが医学の延長にあるともいえるのではないか。
これまでの医療は治療が前提、病気が前提、治療では遅すぎるのかもしれない。タッチポイントを別なものにしてもいいのではないだろうか。
知らない間に健康になっているみたいなシステムが作れるかもしれません。
2014年中央社会保険医療協議会発表の資料によると、健康な1年＝300～400万円。5年間健康で生存できるとしたら貴方はいくら払いますか？
未来
健康で長生きできたとして未来はどうなっているのでしょうか？
私達の豊かな生活のせいで、世界の別の場所では多くの人達が生活の基盤を奪われたり、命を失っているかもしれないとしたら…
途上国では貧困問題や環境問題が非常に深刻化しています。気候変動で2050年頃には何千万人単位で難民になるという予測もあるようです。いま非常に厳しいところにあるのは間違いありません。
希望があるとすれば、Z世代（1990年代後半以降に生まれた世代）、中学生からソーシャルメディアニ触れ、高校生でスマホを持つ世代が、気候変動に興味を持ち声を上げ始めている。
この危機を前にして自分達大人がもう少し変わらなければいけないのではないだろうか。根本に立ち返って幸せとか幸福度ということに対して考えて行った方がいいかもしれない。
働き方や社会のあり方を変えれば長生きしなくても、今私達が求めている自由とか幸福とか豊かさとか手に入るかもしれない。
古代ギリシャの科学者アルキメデスの言葉、「生きる、それは自分の運命を発見すること」
