心臓のポンプとしての働きが徐々に低下し、ついには命の危機になることもあるといいます。年間およそ8万人がこの心不全によって死亡しているといわれています。
心臓がどうなる?
心不全とは、心臓が悪いために息切れやむくみが起こり、だんだん悪くなり生命を縮める病気といわれています。
心臓は拡張と収縮を繰り返すことで血液を全身に送り出しています。つまりポンプのような働きをしています。このポンプの働きが低下するのが心不全と考えられています。
心臓をエコー(超音波検査)でみると、右心室と左心室のどちらかあるいは両方が収縮不全がみられる場合は、典型的な心不全といわれています。
心不全になると正常に動こうとして筋肉が厚くなる心肥大や心拡大といった悪循環となり、心不全がますます悪化するといいます。
心不全の原因は、心筋梗塞、高血圧、弁膜症、心筋症、不整脈、糖尿病、脂質異常症、肥満・メタボ、加齢などが挙げられます。色々な心臓病の行きつく先が心不全だといっても過言ではないようです。
糖尿病、脂質異常症、肥満・メタボは動脈硬化の危険因子といわれています。動脈硬化が悪化すると心筋梗塞などが起こりやすくなり心不全になるリスクが高まると考えられています。
肺に水がたまる?
心不全になると肺に水がたまりレントゲンに白っぽく写る肺水腫が起こるといわれています。心臓の動きが悪くなり、血液が停滞し肺や全身にたまるうっ血という状態になるといいます。
ピンク色の痰が出ることもあるといいます。肺に水がたまってくると、階段をのぼる時など息切れするようになるといいます。ひどくなると安静にしていても息切れが起こるといいます。
全身がうっ血すると脚などにむくみが起こるといいます。その他体重増加、腹部膨満感、食欲不振、頸静脈などの怒張、肝腫大などの症状もあるといいます。
また心拍出量低下のため、疲れやすい、低血圧、手足が冷たい、冷や汗、チアノーゼ(酸素不足で皮膚が変色)、尿が減るなどの症状が出ることがあるといいます。
命を縮める心不全
心不全の5年生存率は約50%といわれています。完治することはほとんどないそうです。胃がんステージ3の生存率と同じくらいと考えられています。徐々に悪くなってある日突然死することも珍しくないといいます。
但し心不全は予防できることが分かっています。糖尿病や高血圧などの生活習慣病を持っている人は、その病の治療をしっかり行って心不全にならないように予防して頂きたいです。


