心不全の場合、最も大切なのことは進行をできるだけ遅らせて、命を守ることだといわれています。心不全がステージC、ステージDになった時に、とるべき対処とはどのようなものなのでしょうか?
心不全が進んだら
がんの場合は、時間が経つとある時急激に体の活動性が悪くなるといわれています。心不全ではがんとは違い経過を予測することは難しいといわれていますが、徐々に悪化しながら右肩下がりでステージDまで進行し、突然死につながることもあると考えられています。
心不全が急に悪化する理由は、心臓病の原因である心臓病の悪化、合併症である高血圧や不整脈などの影響など様々な要因が複合して悪くなると考えられています。
ステージCとステージDの治療法とは?
生活習慣の見直し・改善する。「心不全は予防できる!?」のページで詳しくご紹介しています。
薬
・心臓を保護する薬:血管を収縮させたり心臓を障害するホルモンの働きを抑制して、血圧を下げて心臓への負担を軽減し心臓を保護するといいます。
・むくみなどの症状を抑える薬:余分な水分や塩分を排出してむくみなどの症状を緩和することができるといいます。
手術
・心臓再同期療法(CRT):機械を埋め込みます。左心室に電気刺激を与えて血液を送り出すタイミングを調整するといいます。
・植込み型除細動器(ICD):命にかかわる不整脈が起こった場合に用いられるといいます。心臓の脈を監視し危険な不整脈に反応して突然死を防ぐといわれています。
・補助人工心臓:ステージDに進行した場合に検討されるといいます。心臓移植の対象になる人しか受けられません。心臓のポンプ機能を補い血液の循環を助ける装置です。体内型と対外型があります。
・心臓移植:ステージDの患者の中で薬や機器の治療でも十分でない場合に行われる治療になります。世界的に心臓を提供するドナーの不足が課題だといわれています。
運動療法でリハビリ
心不全の場合は、以前は絶対安静といわれていたそうです。現在は心不全の悪化を防ぐために、適切な運動がすすめられているといいます。運動療法を始めるときには、必ず専門医のいる医療機関で指示を受けて頂きたいです。
運動の効果として、運動能力が高まるので症状が軽くなり生活の質(QOL)が改善するといわれています。また心臓や骨格筋などへ良い影響を及ぼすと考えられています。この運動療法は、臨床で心不全の悪化による入院や死亡のリスク10~15%減らすということが分かっているといいます。
有酸素運動のウォーキング、自転車エルゴメーター(ペダル踏み運動器)、軽いエアロビクスなどが推奨されています。はじめは、5~10分で1日2回くらいが良いとされています。最終的には20分~60分、週3~5回くらいが望ましいといいます。軽く息が弾む、軽く汗ばむ程度が良いとされています。


