スポンサーリンク

高尿酸血症の予防と最新治療とは?

尿酸値を上げる原因
・肥満
得に注意すべきなのが男性に多い内臓脂肪型肥満。男性腹囲85cm以上、女性腹囲90cm以上が内臓脂肪型肥満の目安となります。

体重を3%減らす(例:体重80kgの場合2.4kg)→ 内臓脂肪が15%ほど減る →尿酸値が下がる

但し、急激な減量は尿酸値が上昇するので逆効果になる。3~6か月かけて緩やかに3%減量しましょう。

・激しい運動
細胞のエネルギー源ATPにもプリン体が含まれている。激しい運動をするとATPが分解されてプリン体が血液中に流れ出るのが問題になります。

無酸素運動が良くないとされています。息を止めて気張る、息が上がって会話できない運動です。例:短距離走やウェイトリフティングなど。

ゆったり呼吸できるウォーキングや軽いジョギングなどの有酸素運動が推奨されています。軽く汗ばむ程度までに抑えるのが効果的だといわれています。

・甘い物
果糖といって果物などに含まれている糖分の一種で甘味料として広く使用されている。この果糖が肝臓で分解される際にATPが使われ、摂り過ぎると尿酸値が上がるといいます。

果糖を70g摂ると尿酸値が10%ほど上がる。炭酸飲料は500mLに果糖60g含まれているものもあります。尿酸値が高い人は果糖と表示されている食品に注意しましょう。

・アルコール
アルコールが肝臓で分解される際にATPが使われ、摂り過ぎると尿酸値が上がるといいます。お酒の量については必ず医師に指示に従いましょう。

生活習慣をしっかり見直していれば飲んでよいこともあるといいます。1日の適量を守り、週に数日は休肝日を設けることが推奨されています。

尿酸値を下げる食事
尿酸値が高い人、痛風の人は、食品から摂るプリン体の量を1日400mg以下にしましょう。

特にプリン体が多い食品は、まいわしの干物2尾(245mg)、鶏レバー80g(250mg)、いか1/2杯強(187g)、かつお5切れ(169mg)、大正エビ2尾(137mg)、鶏もも肉80g(187mg)などが挙げられます。

植物性の食品は、尿酸に変わりにくいプリン体「グアニン」が豊富ななので余り心配がいらないといわれています。

<プリン体1日400mg以下の食事例>
朝:白米ご飯、みそ汁、目玉蒸し、牛乳、いちご ※牛乳のたんぱく質「カゼイン」は尿酸の排泄を促す。

昼:納豆入りマーボー丼、菜の花のおろし和え、オレンジ ※肉の代わりに大豆たんぱくを。

夜:白米ご飯、鯛のワカメ蒸し、長芋・人参・オクラの煮物、チーズの入ったサラダ ※蒸すことでプリン体を流出させる、汁は飲まずに捨てる。

※果物はアルカリ性、尿をアルカリ性にすると尿酸が固まりにくい。野菜や海藻もアルカリ性食品。3食合計のプリン体量は353mg。

薬による治療
・高尿酸血症で薬による治療を考える場合
尿酸値が8mg/dL以上+肥満・高血圧。糖尿病など。腎臓病や心筋梗塞などを発症するリスクが高いから。

・高尿酸血症の薬
1.尿酸値をつくり過ぎるタイプ
2.尿酸値を腸からうまく排泄できないタイプ
→つくり過ぎないようにする。アロプリノール、フェブキソスタット、トピロキソスタツト

3.尿酸値を腎臓からうまく排泄できないタイプ
→腎臓から排泄を促す。ベンズブロマロン、プロベネシド
2020年~尿酸再吸収阻害薬 ドチヌラド … 尿酸値のコントロール目標6mg/dL以下の達成率が最も高い。従来の肝臓や皮膚障害などの副作用がない。尿路結石や肝臓病がある人でも使える。