元プロ野球選手
2020年まで埼玉西武ライオンズに所属していたMさん。プロ野球選手の平均身長がおよそ180cmのなのに、163cmのMさんは球界最小選手としてプレーしてきたという。
今から16年前は高校の野球部に所属、当時クラスの人気者だったMさんは、高1の冬に身長が163cmでストップしてしまった。
モテなくなるかもしれないと焦り、大会前のアンケート調査で身長を記入するところに172cmと書いてしまう。
これがスルーされたことで、翌年の高3の夏には175cmと記入、他にも50m走の記録6.5秒を6.2秒と、遠投の記録90mを100mとサバ読みしたという。結果はモテなかった。
高校卒業後は九州の独立リーグの長崎セインツに所属。ここでも身長を171cmとサバを読む。これには、2008年当時大人気だったドラマ ROOKIESの市原隼人さんが影響していたようだ。
NPBからのドラフト指名を勝ち取りたくて努力し続けた。しかし身長が170cm以上ないと指名されないという噂があったというが、その4年後、ついにライオンズからドラフト指名される。
入団直後Mさんは、高木コーチ（172cm）から171cmは嘘だろうといわれたがどうにか白を切った。しかし2021年のドラフト1位 森友哉選手（170cm）のニュースが飛び込んできた。
案の定森選手は、Mさんの身長のサバ読みに気づいた。しかし森選手の評価は、Mさんは自分の生きる道を分かっている人。Mさんが1軍初出場した時、野球少年から1通の手紙が届いた。
「今まで自分は背が低いことに悩んでいた。でもM選手を見て勇気を貰いました」その手紙によって、Mさんは本当の身長163cmでいくことにして、サバ読み人生を終わらせた。
2017年 打率.280 5盗塁と自己生涯最高成績を残した。2020年現役引退後は、野球教室のコーチを続けている。Mさんは12cm縮んで人として成長した人。
普通の会社員
Tさんは一般の会社員なのに、スマホには数々の王子の電話番号が登録されているという。また2021年、大阪なおみ選手や大谷翔平選手と共に「世界が尊敬する日本人100」に選ばれるほど世界では超有名人だという。
Tさんは電機メーカーに勤める普通のサラリーマン。お酒を受け付けない下戸で、飲み会が頭痛の種だったという。そんな時、サウジアラビアに住む日本大使の娘さんと出会う。
歴史好きのTさんは、王政がいまだに続く中東の国々に興味があった。酒が禁止されているサウジアラビアでは飲み会で出るのはコーヒーだと教えてもらう。
中東に強烈に惹かれたTさんは、「日本サウジアラビア青年交流計画」というプロジェクトを知り、申し込み合格する。お互いの国の10名ずつを交換研修するプロジェクト。
メンバーが帰国後招待された中東各国の大使館パーティーに、ぬいぐるみの鷹を持って出席した。 各国の人やデヴィ夫人にも声を掛けれてたという。
そしてパーティーで運命を大きく変える出会いをする。それはサウジアラビアの超人気インスタグラマーでした。
その人にインスタでも見たいといわれ、民族衣装＋自転車、民族衣装ｘ山手線などの画像、民族衣装＋雪の日の浅草の動画など変なものをアップしたいった。
それらが中東各国に拡散され大バズりしたようだ。するとアラビア語の1通のDMがきた。「○○テレビの者です。取材させて下さい」
日本の中に民族衣装でいる究極の違和感が話題になっていたのが真相のようだ。サウジアラビアに行ってみると、30社以上のメディアに引っ張りだこ。
その後ある王子から会いたいと連絡を貰い航空券が送られてきたという。行ってみると外交官ゲートに通され、入国審査もされなかった。超VIP待遇を受けた。
面会したホテルでは急激な速度で王子との距離を縮める。会って2日目には王子の愛車で買い物。
友達の輪で次々と王子達と親しくなっていった。カタールの王子とは日本のアニメという共通の趣味で仲良くなった。しかしスレイヤーズTRY派とスレイヤーズNEXT派どちらがいいかと論争になる。
現在は中東と日本の文化をお互いを広める活動をしている。下戸が功を奏することもあるんだね。
