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巻き爪とは?

コロナ禍で外出することが少なり増えているのが巻き爪。悪化すると爪が皮膚に食い込む陥入爪(かんにゅうそう)になって激しい痛みが起こるという。

歩かない生活が問題
足の爪はそもそも内側に巻くように変形しやすい性質があるという。その巻く力を元に戻すのが歩くこと。

歩くことで下から爪を押し上げる力が加わり、巻く力とのバランスがとれて爪の形が保たれる。

<巻き爪、陥入爪の予防>
歩き方
背筋を伸ばして正しい姿勢で歩く。

足の指は正面を向く。

かかとから着地する。

足の裏を転がすように体重移動。

親指で地面を蹴り出す。

浮き爪は足に力が入らないので巻き爪になりやすい。

靴の選び方
つま先ゆとり(1~1.5cmの余裕)がある靴を選ぶ。

足首やあしの甲をしっかり固定できるもの、

靴ひもなどで足首を固定できる靴を選ぶ。

加齢とともに足のアーチが崩れ土踏まずが落ちてくる。

それをサポートするインソールでアーチを正しく支えると、指先に力が加わりやすくなる。

爪の切り方
深爪は、下からの力を受け止められず巻き爪に、

周囲の皮膚が盛り上がり陥入爪になってしまう。

切り方のポイントは、四角く切る スクエアカット。

角が気になる場合はヤスリなどで少し削る。

爪の形を直すには
ワイヤー法
爪に2か所あなをあけて爪の湾曲に沿ってワイヤーを通す。

ワイヤーの元に戻ろうとする力を利用して巻き爪を矯正する。

爪の先端に器具を装着できるスペースが必要。

皮膚に影響しないので痛みなく装着できる。

爪が伸びる1~2か月毎に付け替える必要がある。

クリップ法
爪の先端に形状記憶合金のクリップを付けて巻き爪を矯正する。

爪が伸びたら切って再装着が可能。

※根元を矯正する方法もある。

※ワイヤー法、クリップ法いずれも痛みを伴わない、体への負担が少ない。

但し、ワイヤー法、クリップ法いずれも健康保険が使えない

ワイヤー法、クリップ法いずれも、1回約5,000~10,000円

根元を矯正する治療はもう少し高額になる。

痛みは矯正直後から軽減する。

変形の改善は数か月間矯正が必要。

手術を受けるとき
巻き爪が酷くなって陥入爪になると保険適用で手術することができる。

爪母という爪の一部を切除してそこに爪が生えないようにする。

フェノール法が主流。

指の神経を麻酔する。

食い込んだ爪を取り除く。

フェノールという薬で爪母を処理して爪が生えないようにする。

日帰りで行われることが多く、歩いて帰ることも可能。

手術費用は、3割負担で1つの指につき1万円以内。

どの位の爪の幅にするなど手術前は担当医とよく相談をして下さい。

巻き爪の治療は、皮膚炎、形成外科、整形外科など。

また足を専門にするクリニックやフットケア外来など。

ホームページなどで確認して下さい。