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孤立は健康リスク

健康に重大な悪影響を及ぼすと注目されているのが「孤立」。

1週間誰とも会っていない、家族と暮らしていても会話がない。

この孤立が心臓病や認知症のリスクを高めると考えられている。

死亡リスクの比較
孤立 約1.9倍

喫煙 約1.6倍

過度の飲酒 約1.4倍

肥満 約1.2倍

孤立対策
つながりが少ないと…(発症リスク)

脳卒中 約1.3倍

心臓病(狭心症、心筋梗塞) 約1.3倍

認知症 約1.5倍

孤立を感じている人の脳のMRI画像を見ると、体の痛みを感じる時と同じ部位が活性化しているという。

身体的な苦痛を感じるのと同じようなストレスを孤立で感じていると考えられる。

ストレスがかかると、交感神経により心拍や血圧が上昇する。

→ 脳卒中、心臓病

孤立はストレスを与え気づかないうちに心や体をむしばんでいる。

グループ活動に参加している人は、自立した生活を長く継続できている。

つながりのヒント
マンションの公共スペースに小さな子供を持つ親子連れ、シニアのグループが集まる。

シニアボランティア「りぷりんと・北」が絵本の読み聞かせを行う。

参加者の1人は、転居してきたので友達がいなかった。

家にずっといると、人とお話をすることがないので声を出すことがない。

テレビを見ても本を見ても声がだんだん出なくなる。

この講座だと、発声練習や体力をつけるなどの講習もあったのでとても良かった。

※同じ目的で集まっているので仲間ができやすいのかもしれない。

何より楽しんでやっていることが一番大切。

また、読み聞かせという活動が喜ばれて、地域のためになっているという感覚を得られている。

<3年後自立した生活が送れないリスク
社会参加に消極的で参加していない 1.00

すすんで参加 0.52

参加したくないが参加 0.94

気乗りしないで参加しているとそれがストレスになる。

居心地の良い活動を見つけることが大切だと考えられる。

社会参加の例
豪雪地帯で助け合って雪かき。

街の銭湯が人々の社交場。

最近のマンションでも大浴場を社交場にするケースも。

つながるための秘訣
1.がっつり参加でなくちょこっと参加でも。

2.自分が楽しめることを。
人生100年時代、楽しめることはゆっくり探せばよい。

3.仕事もつながりの1つ。

<つながりの目安>
1日1回以上、外出。

週1回以上、友人・知人などと交流。

月1回以上、楽しさややりがいのある活動に参加。

健康のために食事や運動と同じく、つながりにも気を配って頂きたい。