75歳男性:2cm位の肝臓がん、手術以外はどんな治療法が?
がんの大きさ、数、場所、肝機能の程度により決める。
・切除手術
主に内視鏡を使う。従来の開腹手術より負担が軽減。
・焼しゃく療法
患部や周辺に特殊な針を刺して、ラジオ波やマイクロ波などを流してがんを焼いて壊死させる治療法。1時間程度。キズが小さくて済む。翌日から歩行や食事が可能。
・肺動脈塞栓療法
塞栓物質(スポンジ)を入れて肺動脈をつまらせがんを壊死させる。がんの数が4個以上、大きさが3cm以上などの時。
・薬物療法
新薬が2020年より保険適用に。点滴 免疫チェックポイント阻害薬(アテゾリスマブ)+ 点滴 血管新生阻害薬(ベバシズマブ)は4割の人に効果。
・肝臓移植
60代男性:肝臓がんで肺動脈塞栓療法を受けた。再発の心配は?
肝臓がんは治療を受けた5人に1人が1年内に再発。ウイルスなどでダメージをうけて肝硬変からがん化するケースが多く、がんを除去しても別の部位からがん化する。
再発する可能性を踏まえた治療を検討する。肺動脈塞栓療法だけではなく、薬物療法などの併用も。
40代男性:C型肝炎が再発、肝臓がんにならないためにはどうする?
男性はインターフェロンが効かない。抗ウイルス薬が効かない場合は、薬剤耐性変異が起きている可能性がある。検査で原因を特定して薬を変更する。
都道府県に肝疾患診療連携拠点病院があり、医師が連絡すれば、C型肝炎ウイルス薬剤耐性変異の検査を受けられる。
50代女性:脂肪肝は食事療法で治るか?
栄養士の指導を受ける。食事の量1日1,300kcal、甘いものを含む間食を止める。
糖尿病を合併していない場合は、1日の摂取カロリーの目安は体重X25で計算。就寝2時間前から食べない。
脂肪肝改善に役立つ食材は、脂肪成分が少なくたんぱく質が豊富な、白身の魚、豆腐、大豆などが挙げられる。
コーヒーを1日2~3杯飲むと脂肪肝や線維化の進行を抑える可能性があるという報告もある。胃が悪い人、妊娠中などの場合は避ける。
食後の30分程度のごろ寝は、肝臓の血流がアップするので効果的。職場などでは、椅子をもう1つ用意して10分程度両足を乗せるだけでも良い。
肝臓に問題がある場合は、消化器内科を受診して下さい。


