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放っておけない腎臓病!?

腎臓は、体内でできる老廃物を排出するなど重要な働きをしていますが、機能が低下してきても、なかなか自覚症状が出ない沈黙の臓器といわれています。気がついた時には重症になっていることもあるのでとても怖いです。

検査
機能が低下した腎臓はタンパク質が尿に出てくるので尿検査は重要です。つまりタンパク尿の場合、腎臓病が疑われのです。考えられるのは、糖尿病性腎症、糸球体腎炎、腎硬化症なとです。血尿の場合は、糸球体腎炎、腎結石などが考えられます。

腎臓の状態を調べるのに血液検査も欠かせません。調べるのは、老廃物の一種で血清クレアチニンや血中尿素窒素などでこれらの濃度が高ければ腎臓の機能が低下していることが分かるといいます。

さらに必要な場合は腎生検を行います。腎生検は超音波で腎臓を見ながら長い針を使って、腎臓の組織の一部を採取し顕微鏡で詳しく調べるといいます。組織そのものを見ることで機能低下の原因を調べるのです。

腎臓病の原因
高血圧が腎臓病の原因であることが分かっています。高血圧は腎臓病の進行を強めることも分かっています。腎臓病になると血圧の管理がとても重要になってくるといいます。

その他の原因としては、糖尿病などの生活習慣病、慢性糸球体腎炎、遺伝的な病気、加齢などあげられます。人工透析を行っている多くの方は高齢者といわれています。

腎臓病の場合、初期は痛いとか熱がでるとか自覚症状がないといいます。腎臓に関係する自覚症状が出た時にはかなり進行していると考えられます。腎臓病の症状としては、むくみ、尿に泡が立つ、夜間頻尿、疲労感、貧血、息切れなどがあります。

腎臓病の対策
重要なことは生活習慣を適正化することです。体重、食事、禁煙、血圧、運動に気を配る必要があるということです。その上で病気に応じて薬を使っていくといいます。主な薬としては、降圧薬や利尿薬になります。

腎臓病はGFRの数値によって5つのステージに分けられており、塩分は各ステージとも3g以上6g以下になっています。また、タンパク質の摂り過ぎに注意しましょう。エネルギーは適正に摂りましょう。

目安として、ご飯はこぶし大、肉・魚は手のひらサイズ、野菜は両手で持てるくらいになるといいます。宅配食や特殊治療用食品を活用するのも良いのではないでしょうか。