異常なしなのに膝裏に腫れ
Q：立ち仕事で膝が痛い。湿布を貼って痛みはとれた。通院先の医師には異常がないといわれたが膝裏の腫れが気になる。
A：半月板損傷や初期の変形性膝関節症による関節炎が疑われる。Ｘ線では捉えられないかもしれないので、MRI検査を受けることが推奨される。
立ち仕事を続けながらの完治は難しいといわれていても、正しい対応をしていけば可能性はおおいにある。諦めないように。
ロッキングはまた起こる？
Q：ロッキングの原因は、バドミントンを長年続けていたので、半月板が損傷したためだと思う。手術をするかどうか迷っている。
A:関節ネズミの可能性も。ネズミは骨や軟骨のかけらのことで、正式には関節遊離体。関節の中を自由にちょろちょろと動き回るためネズミとも呼ばれているそうだ。
関節ネズミが関節の間ではないところへ行くとロッキングが治る。関節ネズミの症状は、ひざの痛み、ロッキング、引っ掛かり感、ひざに水が溜まる、違和感などが挙げられる。
しばらくロッキングが起こっていなければ少し様子をみていても大丈夫。また再発するようであれば、MRI検査での精査、内視鏡でかけらを取り除く手術の検討を。
ランニング続けても大丈夫？
Q:学生時代に陸上競技の短距離をやっていた。現在は週2回、1回30分程のランニングをしている。ひざの軟骨が擦り減るのが心配。
A：痛みなくランニングできていれば続けも大丈夫。ランニングは、きちんとしたフォームで本人に合った運動量を行えば、健康を維持するよい運動。
痛みが出てしまった場合は、ランニング量の調整、シューズの見直しなどで行って様子をみましょう。それでも痛みが続いた場合は、水泳や自転車など、膝に負担のかからないスポーツに変更するのもよいかもしれない。
これは再発ですか？
Q：高校生の頃にスキーで膝をひねりしばらく歩けなかったのを放置していた。5年前運動会で走って膝に激痛が。腫れて痛みも出たので整形外科で水を抜いて、ヒアルロン酸注射の治療を受けた。これは再発なのか？
A：考えられるのは、前十字靭帯損傷、内側側副靭帯損傷。前十字靭帯損傷の可能性が高い。MRI検査を受けて膝の状態を詳しく確認する必要がある。そして靭帯損傷に合った治療を受けましょう。
