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孤独に押しつぶされそう?

孤独の達人といわれるショーペンハウアーの著書「孤独と人生」には孤独と向き合うヒントがあるといわれています。

ショーペンハウアー(1788-1860)は19世紀ドイツの哲学者です。人付き合いを避け、結婚をせず思想を深めた人といわれています。

ショーペンハウアーは、裕福な父と名家出身の母との間に生まれ、一度は家の仕事を継ぐが性に合わず21歳で大学へ。哲学を専攻します。

博士号を取得すると更に哲学を究めようと執筆に専念、5年の歳月をかけ30歳の時「意志と表象としての世界」を発表。

人間の苦しみについて考察した力作だったといいますが、全く売れなかったそうです。元々社交的ではなかったがさらに内向的になっていったといいます。

父の遺産を頼りにドイツやイタリアを転々とする。45歳の時フランクフルトを永住の地と定めたといいます。

ここで哲学に没頭し、ペシミズム(悲観主義)の思想をまとめあげたといいます。世界は苦しみに満ちているその中で人はどう生きるべきかを解いたといいます。

思索にふける毎日は常に孤独と共にあった。プードル犬のアートマンだけを心友として生涯独身を貫きました。一人で生きることに徹しました。

孤独と向き合う中で63歳の時「孤独と人生」を発表しました。そしてそれは、ヨーロッパ各国で翻訳されベストセラーになったといいます。

最も孤独を感じたのは?
孤独は取り残されることというイメージ。孤独とは片思い。人の目を気にしがちな人は孤独を感じやすい。

孤独をもたらすものは何か?
仕事がいきなりなくなったら孤独になるかもしれない。

自分への期待値を高くすると孤独の概念が醸造されるのでは。理想型みたいなものを掲げるほどどんどん遠ざかっていく気がする。

我々の不安、困惑、怖れなどは他人がどう思うかということに関係しているかもしれません。

孤独とは何なのか?
友達も彼氏彼女もいなくて孤独に押しつぶされそう。かといって食事や飲み会に誘われるのも嫌という人もいるかもしれません。

このように孤独は他人を意識することから生じるのではないでしょうか。

孤独とは状況ではなく心の問題。完全に自分自身であることが許されるのは1人でいる時だけ。つまり孤独を愛さないものは自由を愛していないといえるのではないでしょうか。