肺がん領域では放射線治療機器が進化し、また、事前に綿密な照射計画を立てて治療をシミュレーションする工夫も進み、より安全で効果の高い放射線治療が行われるようになっているといわれています。。
放射線治療を行うケース
放射線治療は高エネルギーのX線などを照射します。麻酔が不要で、治療による痛みはほとんどないといいます。高齢で手術が無理な人でも治療が受けられます。
根治的放射線治療
早期がんでは、根治を目的とした治療として行われるといいます。定位放射線治療は、従来のの方法と比べ正常な組織への影響が少なく、がんに当たる放射線量も多いといいます。治療期間は数日ほど。
局所進行がんの場合は、画像で見えるがんに対して放射線を照射し、見えないがんに対して抗がん剤治療を行うといいます。放射線療法は1日1回10分ほどの照射を週5回、合計30回 6週間ほど続けるといいます。
2018年の夏から化学放射線治療法の終了後に、点滴の免疫チャックポイント阻害薬が標準治療になったといいます。2週間に1度の点滴を1年間続けるといいます。
緩和的放射線治療
がんの進行に伴って生じる骨の転移の痛みや痺れ、脳の転移の頭痛や吐き気などの症状を緩和する目的でも行われているといいます。なるべく短期間で行い、1回で終了する場合もあるそうです。
精度の高い治療のために
毎回同じ姿勢で治療を受けるために、患者さん専用の固定具や入浴しても剥がれにくいシールを貼ったりするといいます。
カメラで呼吸の動きを記録してCTを撮り、その画像を参考にしてどのタイミングで照射するか決めることといいます。そして、治療前にファントム(放射線の測定器)に放射線を照射し計画通りが検証します。
副作用への対処
皮膚炎:かゆみ、赤み、皮がむける。→ なるべく刺激を与えない、保湿剤や軟膏を使用する。
食道炎:飲み込む際のつかえや痛み。→ 固い、熱い、酸味、辛さの強くものを避ける。粘膜保護薬、痛み止めを使う。
肺の炎症:せきの増加、微熱、息切れなど、治療終了後少し経ってから起こってくる。→ 軽度の場合は治療は必要ない。


